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自律神経失調症とは、疲れやだるさが抜けなかったり眠れなかったりなど、心身ともに不調が現れる状態のことです。自律神経失調症は精神的な影響が大きいものなので、病院に行っても具体的な病気は見つからず「疲労」と診断されることも多いようです。自律神経失調症を発症すると、交感神経と副交感神経の動きが鈍くなり、体や心にさまざまな症状が現れます。交感神経と副交感神経とは自律神経で、内臓や血管の働きを調整して体内環境を整える役割を持ちます。交感神経と副交感神経はそれぞれ特徴があります。交感神経は緊張を持って活動できる神経で、副交感神経は体をリラックスした状態に導く役目を担っているのです。自律神経が正常に動いていれば、日中は交感神経が有利になり、夜は副交感神経が優位になるのが通常です。体は、交感神経と副交感神経を状況に合わせてうまく切り替えて体内のバランスを保ってくれています。体内の状態が正常に機能していれば、交感神経と副交感神経をスムーズに切り替えることができます。しかし、乱れるとバランスを崩してしまいます。この状態が、自律神経失調症なのです。

自律神経失調症の種類

本態性型

生まれつき自律神経が乱れやすい人は、「本態性型自律神経失調症」になります。本態性型の自律神経失調症を抱える人の特徴は、低血圧や虚弱体質、体力にあまり自信がない…などが挙げられます。ストレスなどの外的要因が原因で生じるわけではないので、生活習慣やストレスを溜めない環境づくりをすることで状況を好転させることができるようです。

神経症型

「神経症型自律神経失調症」は、心理的な要因で発症するのが特徴です。神経症を発症する人は、あらゆることに敏感に反応し、多くストレスを抱えがち。普段の生活における些細なことでも敏感に反応してしまうので、自律神経失調症をすぐに発症することも多いようです。精神状態の変化がそのまま体に影響するので、常に自律神経失調症を生じている人も少なくありません。

自律神経失調症の原因

ホルモンバランスの乱れ

女性の人生のライフステージには、思春期・成熟期・更年期・高齢期の4種類があります。それぞれのタイミングで、女性ホルモンが大きく変化するといわれています。女性ホルモンのバランスが崩れると自律神経も乱れてしまい、自律神経失調症を発症する原因になりかねません。特に、更年期はホルモンバランスが大きく変わる時期なので注意が必要です。

ストレスの蓄積

過度なストレスの蓄積は、自律神経失調症を発症する原因になります。無理をして頑張ろうとする人も多いですが、精神的なダメージが大きくなると交感神経と副交感神経の乱れにつながり、最終的にさまざまな精神症状を発症してしまいます。負の連鎖に陥ってしまうと心身ともに疲弊してしまうことになるので、その連鎖を断ち切ることが重要なポイントになります。

自律神経失調症の治し方

薬による治療

自律神経失調症の治し方のひとつに、薬で身体的な症状を和らげる方法があります。自律神経の乱れを治すという根本的な治療にはなりませんが、薬で症状を和らげることで心に余裕が生まれ、自律神経失調症の原因に向き合うことができます。精神疾患がある場合は、その症状に合わせた薬で治療を行うこともあるようです。

精神治療を施す

過度なストレスや周りの影響を受けやすいことが原因で自律神経失調症を生じている人は、精神療法で症状を治める方法があります。たとえば、カウンセリングや認知行動療法、自律訓練法などが挙げられます。本人が気付かないうちにストレスを溜め込んでしまう人もいるので、第三者を介すことで原因が明確化することもあるようです。

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