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エアコン掃除について夏場と冬場には家庭に欠かせないエアコンは、使用頻度が多いほど、臭いと汚れが内部に蓄積しています。また、新型コロナウイルス感染症拡大で在宅の時間が増えて、今までより室内の空気が気になる人も多いのではないでしょうか。エアコンはフィルター掃除をしてもホコリが残っていたり、エアコン用の掃除スプレーの正しいやり方がよくわからなかったりという声をよく聞きます。実は、いくつかのポイントを意識するだけで、効率よく掃除することができるようになります。掃除は専門の業者に依頼するのと、自分でする方法とがあります。エアコン掃除スプレー(クリーナー)を使用すると簡単にできます。しかし、汚れがひどいときや嫌な臭いがするほどなら、にはプロに依頼する方がよいでしょう。「タバコのヤニ」「ホコリ」「花粉」などの汚れがエアコンのフィルターにどんどん溜まっていくのです。掃除をしないまま放置するとフィルターが集めた汚れは、エアコンの風に乗って室内に流れこみます。またエアコンの内部はカビが繁殖しやすい場所として有名です。エアコン内部の温度は20〜30℃、湿度は90%になる場合もあります。この内部環境が、カビが生息しやすい条件と合致してきます。カビの繁殖を防ぐためにも、定期的な掃除が大切なのです。ある程度の段階までは、手軽にできる掃除スプレーが便利です。しかし、嫌な臭いが出る段階では専門の業者に依頼することが望ましいでしょう。

エアコン掃除スプレーの種類

フィンクリーナー

フィンとはフィルターを外すと見える、薄い金属がずらりと並んでいる部分です。このフィンの役割は、空気の温度を変える役割を担います。 エアコンを使い続けると、どうしてもフィンに結露が発生することになります。その結果カビが繁殖しやすくなるので、掃除をしてきれいに保つことが大事です。

ファンクリーナー

フィンクリーナーと名称は似ていますが、掃除する部分はまったく違います。ファンは、風を起こす役割を担っています。 横長の筒のようになっている部品で、吹き出し口から中を覗くと見えます。これが回転することでエアコンから風が生まれ出ます。その表面に汚れが次第に付着します。それを一旦浮かせてしまい、取り除く効果を発揮するのがこのクリーナーです。 ノズル付きタイプを選ぶと、奥まったところまで届くのでより効果的です。

フィルタークリーナー

ホコリを取り除く役割を果たすフィルターは、エアコン掃除の対象として代表的なものです。網状の部品で、エアコンのフタを開ければまず目にするのがそれです。掃除機で掃除している人が多いようです。 フィルタークリーナーは、フィルターに付着するカビや花粉を落としてくれます。防カビや除菌効果があるタイプがおすすめです。

ドレンホースクリーナー

これはエアコン内部の「ドレンパン」と呼ばれる管を通じて、エアコンの外部につながっている「ドレンホース」を掃除するためのクリーナーです。 ドレンホースとはエアコン内の水分を排出する役目がある、排水管のことです。ドレンホースが詰まると逆流した水がエアコンから漏れる原因になります。 ドレンホースクリーナーは、このような詰まりを解決するのに使えます。また、ドレンキャップをつけてドレンをきれいに保つ方法もおすすめです。

スプレーを使った掃除の方法

養生からフィルター掃除

●電源を抜いてエアコン周りに養生 まずは安全のためにコンセントを抜いてしまいましょう。次に本体の周りや下をビニールで覆います。汚さないための作業で養生と呼ばれます。 ●フィルターの掃除 フィルターを取り外し、掃除機をかけます。この際には目詰まりを避けるために、必ず表側からかけてください。 次に浴室などでフィルターにフィルタークリーナーをスプレーします。泡が消えたらシャワーで念入りに流します。陰干しでよく乾かしましょう。

フィンとファンの掃除

●フィンの掃除 ブラシを付けた掃除機でまずホコリを取った後、歯ブラシなどでさらにホコリを取って、スプレーを吹き付けます。0分ほど待って乾燥させましょう。 ●ファンの掃除 まず養生をしてから、フィンにスプレーを吹き付けます。手を差し込んでファンを回転させます。半時間ほど待ちながら、合間にファンを何度か回転させましょう。 最後に洗浄用クリーナー、もしくは霧吹きに入れた水で充分洗い流しましょう。5〜10分後、電源を入れて、乾燥させるために数時間送風運転を行いましょう。その後フィルターを装着すれば完了です。

ドレンホースの掃除

エアコンから水漏れがする場合には、ドレンホースクリーナーで掃除をしてみましょう。まず、ドレンホースにクリーナーを差し込み、強くハンドルを引きます。 そのタイミングでドレンホース内の詰まりが引き出されます。ハンドルは押し込んだ状態で使い始めましょう。複数回引くときは、ホースから一旦スクリーナーを取り外して押し込んだ状態にしてから、また引く作業を行いましょう。

エアコン掃除スプレーのメリットと限界

エアコン掃除スプレーのメリット

スプレーのメリットは何といってもコストパフォーマンスです。業者に依頼すると、クリーニングにかかる費用は5,000円を下回ることはまずないでしょう。通常であれば、キャンペーンを利用しても1万円くらいはするものが数百円でこと足りるのです。 また、手軽さもメリットです。業者に依頼して見積もりをとってもらい、スケジュールを調整してからの実施で、立ち会う必要もあります。スプレーを使って自分でやる場合は、自分の空いている時間に集中して一気に終わらせることができます。

最初のうちはスプレーでもいずれは専門業者に

汚れがそれほどひどくないうちは、エアコン掃除スプレーでもある程度はきれいにはなります。しかし、嫌な臭いがしてきた時点でエアコン内部のカビはかなり進行しています。そうなると、スプレーでのクリーニングの限界と考えられます。 この段階でちゃんと専門の業者に依頼するのが賢明です。そうしなければ、エアコンを作動させると、カビや雑菌を室内にまき散らすことにもなりかねません。実際、気をつけないと最悪の場合には健康被害が出るおそれがあるのです。

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