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魚の目は足の裏や指にできる皮膚病変です。直径1センチに満たない硬いもので、歩いたり圧迫したりすると強い痛みを感じます。 皮膚病変の中心部分に魚類の眼のようなものが見えます。それが「芯」であり、「魚の目」という呼び名はそこから来ています。皮膚のもっとも外にある部分は角質層です。硬い層で、外からの圧迫など刺激から身体を護ってくれます。 足の底の皮膚は分厚くて硬いですが、歩いたり運動したりするときに体重を支える際の機械的な刺激に対して、角質層を厚くして対応していることによります。 何らかの原因で、特定の部位にくりかえして強い圧迫が加わると、角質が分厚い芯のようになります。そして真皮に向かって楔(くさび)のように食い込んでいくことがあるのです。 こうしてできた芯が圧迫や歩く時に食い込んでいき、神経を圧迫するので痛みが生まれます。魚の目と似たものに「足底疣贅(そくていゆうぜい)」と呼ばれる、足の裏にできるイボがあります。これの小さいものでは、少し魚の目と区別がつきにくい場合が見られます。 とりわけ子どもの足の裏には、魚の目ととてもよく似た「ミルメシア」と呼ばれる痛いイボができる場合があるので、間違えないように注意が必要です。

魚の目の原因

魚の目になりやすい人

性別を問わずに魚の目はできます。しかしハイヒールなどで歩く機会がある女性のほうが余計な負担が足にかかることも多いです。結果として魚の目ができる確率が高いといえるでしょう。多くの場合足に合わない履物が原因となります。小さめの靴はどうしても足が圧迫され続けます。幅がせまいと指が圧迫されて指と指の摩擦が起こります。圧迫や摩擦に対応するために、表面の角質層が分厚くて硬くなっていくのです。

魚の目ができるプロセス

つねに同じところに圧迫や摩擦などの刺激が与えられると、どうしても防御反応から角質が硬くなり、皮膚の奥に向かって分厚くなっていきます。やがて角質に芯が生まれ、それが食い込んで神経を圧迫して痛むようになります。大きめの履物なら大丈夫と想う人がいるかもしれませんが、中で足が動くと摩擦が起こります。これもひとつの原因となります。

魚の目の直接的な原因

魚の目ができる直接の原因は、足に合わない大きさの履物を履いていることです。ハイヒールなどの先の細いものを履き続けていたり、立っている時に姿勢が悪くて足に体重が偏ってかかるのも原因となります。また足の痛みをかばって歩くと、加重バランスが崩れていってそれ原因となります。魚の目は、痛みや刺激に対する防御反応といえるでしょう。

魚の目の間接的な原因

魚の目は、間接的には足の冷えなど新陳代謝が悪くなることによってできる場合もあります。なぜなら血行不良から皮膚が角質化しやすくなるからです。新陳代謝が活発であれば、自然に角質が剥がれていくので魚の目になりにくいのですが、角質が溜まりやすい体質の人は、残念ながら魚の目になりやすいと考えられます。

魚の目の対処法

ポイントは芯

痛みの元となる芯が残っているかぎり、魚の目はどうしても再発してしまいます。魚の目の芯は皮膚よりも内側の深いところにできるのです。 この芯の部分を徹底的に取り除いておかないと、なかなか完全には治りません。芯に対するケアをしっかり施して、数ヶ月がかりで皮膚が再生するのを促すことが、完治させるための適切な対処法です。

セルフケアは注意

魚の目の芯は、そうそう簡単には取り除けません。爪切りやピンセット、はさみなどを使う人もおおいでしょう。ところが、なかなか抜き取れるものではないのです。 自分で取ろうとしたために傷から雑菌が入ってしまうおそれもあるので、下手に刺激を与えないように気をつけましょう。 魚の目かどうか迷う場合は、医療機関か専門知識のあるフットケアサロンで状態を見てもらいましょう。その上で適切な対処法を選ぶことをお勧めします。

魚の目への市販薬での対応

角質をふやけさせる?

魚の目に対処する市販薬があります。液体タイプやバンソウコウタイプなどがあります。薬局でスピール膏というバンソウコウのようなシールを購入し、魚の目に貼り付けます。それにより患部をふやけさせ、やわらかい状態にしておいて、しっかり取り除くのです。この対処方法は、角質をやわらかくする効果があるサリチル酸を含んだ市販薬を使用して、魚の目をふやけさせて除去する方法ですが、芯の根深さで効果が違います。

市販薬使用時の注意点

芯をふやけさせるまでの時間が2〜3日は必要です。軽い程度の魚の目には対処法として有効です。しかし深いとことにある芯が残っていると、何度も再発してしまうリスクがあります。また薬をたくさん塗布しすぎると、まわりの問題がない部分まで取り除いてしまうので注意が必要です。必ず取扱説明等を充分に読んでから、自分自身の状況に合っているのかよく確認をしてください。

知っておこうNG項目

ピンセットや剃刀、カッター、や爪切り、はさみなどを使用して魚の目をえぐり取ろうとしても、なかなか硬い芯は取り除くことは難しいものです。中途半端な方法で部分的に削っているだけなら、何回も再発してしまいます。悪くすると皮膚を傷つけて、ばい菌で化膿することもあるので、不用意な刺激は与えないように気をつけましょう。

医療機関の受診

魚の目は自然治癒しない

多くの場合において、自然治癒はしないものと魚の目は考えられています。角質の芯が皮膚の深い部分まで食い込んで神経に触れて痛みが起こるので、芯を取り除かない限り痛みは消えません。魚の目の症状が軽ければ、保護パッドを使用しながら圧迫や摩擦の刺激を減らすことにより自然治癒するケースもあるようです。そのまま放置すると芯がどんどん皮膚内部に食い込んでいって、さらに悪化するおそれがあります。円錐状の芯のようになって皮膚の奥へと伸びていきます。痛みがないからといって軽く見て、自分で下手に削ると逆に悪化させるおそれがあることを覚えておきましょう。

角質柱を除去する治療

医療機関で、円錐状になって皮膚の奥に深く食い込んだ角質を取り除く治療があります。魚の目の大きさに合わせて切ったスピール膏を数日の間貼り付けておいて、やわらかくしてから芯をメス等で切除する処置です。切除の際に麻酔をする場合としない場合があるので、事前に確認しておきましょう。取り除いてから1~5日くらいは痛みが続くことが多いようです。

手術やレーザーで除去

手術治療としては、局所麻酔をして患部をメスで切開し、中心にある芯を除去する方法があります。魚の目自体の痛みよりも手術後が痛くなる場合があるため注意が必要です。レーザー切除としては、局所麻酔をして炭酸ガスレーザーで除去する治療法があります。外科手術ほども痛みは伴わず、出血もほとんどありません。ただし、傷が癒えるまでに1ヶ月程度かかることがあります。また自費治療扱いなので、費用が高額になる場合があります。事前に確認しておきましょう。

冷凍凝固療法

魚の目を治療するための冷凍凝固療法という方法があります。これは液体窒素を用いることにより、魚の目のできている部分を凍らせてしまう方法です。つまり、凍結してしまってその部分の細胞を壊死させるという治療法です。これには複数回の同様の治療が必要で痛みを伴うことも多く、辛いと感じる人も多いかもしれません。医師とよく相談のうえでおこなったほうがよいでしょう。

魚の目の再発防止策

再発防止のためのポイント

一旦きれいになくなっても、大きさや形の合わない履物を履いたり、体の重心が安定しない履物を履いたりすることで、取り除いたのと同じ部分に再び魚の目ができる場合が往往にしてあります。再発防止のためには、以下のポイントを実践してみましょう。 ●歩き方に気をつけて、両足に均等に体重が乗るようにする ●足裏マッサージを励行して血行をよくし、新陳代謝を促進する ●体重が増えないようにして足への負担を軽くする ●自足のサイズや形に合う履物を履く ●先が細くなった履物を履かないようにする ●靴底がほどよく硬い履物を履く ●衝撃を緩和するインソールを使用する

履物には要注意

履物にはとりわけ注意を払う必要があります。女性はハイヒールをできるだけ避けるほうが賢明でしょう。再発を予防するためには、特定の部分のへの慢性的な刺激がないようにしなければなりません。 どうしてもヒールを履かなければならない事情があれば、シューフィッターがいる専門店で足を測定してもらうのがよいでしょう。移動中はスニーカーを履くなどの工夫で、極力フラットシューズを履くようにして、足にできるだけ負担をかけないようにしてください。

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