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井上博文

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井上博文(いのうえひろふみ) / 塾講師

京都コムニタス

コラム

第2回公認心理師試験の合格率が急落した理由

2019年9月15日

テーマ:公認心理師

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

公認心理師試験の合格発表があり、本当にたくさんのお問い合わせをいただいています。当塾からも社会人の生徒さんでGで受験資格を得た方が無事合格されました。昨年は大学院在籍中に合格した人がおられました。臨床心理士指定大学院に受かる前に公認心理師の資格を取れるというのは、少し前では想像もできなかったことですので、何とも面白い現象だなと思っています。
昨年は、私がこのコラムで呼びかけたこともあって、OBの合格の報告が大半でしたが、今年は残念ながら不合格になってしまった方からのお問い合わせがほとんどです。そこでいただいた質問として、なぜこんなに合格率が下がったのか、というものが大半でした。塾内で話した人ともその話題で持ちきりでした。そこでなぜこんなに合格率が下がったかについて、ちょっと考えてみたいと思います。前回と重なりますが、公表されている結果は、

受験者数 16,949 人
合格者数 7,864 人
合格率 46.4%

不合格者は9085人でした。内訳が、D1が1,879人合格で23.9%、合格率は53.6%。D2が1,253人合格で15.9%、合格率は58.8%。Gが 4,728人合格で60.1%、合格率は 41.8%でした。
最も意外だったのは、D1の受験者が少なかったことです。まだかなりの臨床心理士が残っているはずなのですが、臨床心理士の受験者数の少なさが、合格率を下げた一因であろうと思われます。
昨年の合格者の大半は臨床心理士だったことを思うと、今年は臨床心理士が受験者の5分の1から4分の1程度だったと考えられます。臨床心理士は、大学院受験と資格試験を越えていますので、やはり学力が高いと言えます。これに加えてやはり昨年よりも今年の方が問題が難しかったと言えます。D1、D2の合格率も60%に満たないことから見ても、それは言えると思います。
もう一つの要因としてはGの受験者が11300人ほどでしたが、昨年よりも心理学に精通しているとは言えない人の受験が多かったと思われます。それが41.8%の合格率に反映したと考えられます。さらに言えば、合格基準に一切の変更がなかったことも重要な要因でしょう。当然と言えば当然ですが、今年は一切の調整がなかったのだと思われます。昨年の基準をそのまま適用して算出したら、この結果になったのだと思います。
以上から、問題が極端に難しくなった、合格基準が厳しくなったということではなく、全体の学力の問題であろうと思われます。問題の振り返りを書いていて思うのですが、公認心理師試験の問題は、無数に作ることができますし、難易度も自由自在にできます。範囲は「無限ではない」レベルの広さです。そうすると第3回は同じくらいか、さらに難しくなると見るのが妥当でしょう。時期が早くなることを勘案すれば早めに準備にかからねばならないでしょう。



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