うつ伏せになると痛む腰痛の原因
コラムをご覧頂きありがとうございます。大分駅前整体院の河野貴彦(こうのたかひこ)です。
今回は「右側だけ痛い腰痛の原因」についてのコラムです。
腰痛で右側だけ痛いという時はきおつけて下さい。放っておくと大変なことになる事もあります。
ではどのような原因があるのかを説明していきます。
右側だけが痛い時に考えられる腰痛の原因!
右側だけ痛い腰痛の原因は大きく分けて3つの原因が考えられます。
①生活習慣
②内臓疾患
③内臓疲労
上記の3つですね!
どの原因も放置していいものはありませんが、特に②内臓疾患が原因で起こる腰痛は直接命に関わることも少なくありません。
それでは①~③の腰痛の原因の特徴について順番に説明せていきます。
①生活習慣が原因で起こる右側の腰痛
生活習慣というときりがありませんが、右側に痛みが出るパターンとして多いものをあげると、
・足を組む(左足を上にする)
・鞄や荷物を右手ばかりで持つ
・右後ろポケットにものを入れて長時間座る
この3つです。
この3つの共通点としては同じ側ばかりに体重をかけているということです。
足を組めば下になっている側の腰~臀部に体重が加わり、圧迫された筋肉の血行が悪くなり腰痛に繋がります。
右後ろポケットにものを入れて長時間座るというのも足を組むのと同じで、これは都会よりも地方など車社会で多くみられる問題です。
また、右手や右肩ばかりに荷物を持っていると歩行時に荷物を持っている側に体重が加わるため、足が上がり難くなり右側の負担増加から腰や下肢の筋肉の血液循環が悪くなる事で腰痛に繋がります。
②内臓疾患が原因で起こる右側の腰痛
腰痛は筋肉などの筋骨格問題だけでなく内臓疾患からも起こります。
その中で右側の腰痛に繋がる内臓疾患は、
・肝臓疾患
・腎臓疾患
・虫垂炎(盲腸)
・大腸疾患
・生殖器系の疾患
などがあり、これらの内臓疾患がある事で関連痛といって内臓に関連する部位に痛みが発生します。
筋骨格問題の腰痛と内臓疾患が原因の腰痛の大きな違いとしては痛み方です。
内臓疾患による腰痛は一般的な慢性腰痛と違い、安静時なども含めてどんな態勢でも痛みが引かない事が多いです。
必ずしもそうではありませんが、慢性腰痛のような「この体勢だと楽」「この動きの時だけ痛い」というような条件的な痛みではない場合は内臓疾患なども疑う必要があります。
③内臓疲労が原因で起こる右側の腰痛
内臓疲労による右側の腰痛の原因となりやすい臓器としては肝臓と腎臓です。
この2つの臓器は非常に仕事量が多いため、生活習慣の乱れなどからも疲労しやすい場所になります。
肝臓疲労が蓄積すると肝臓が隣接する横隔膜が硬くなり、姿勢が悪くなる事で肝臓と関連している右背部~腰にかけての痛みに繋がります。
また腎臓が疲労すると腎臓のすぐそばにある大腰筋という筋肉が緊張することで腰痛の原因となります。
まとめ
整体院で腰痛患者さんと接していると
「マッサージで揉んでればそのうち治るでしょ...」
「昔から腰痛はあるけど、何日かしたら治ってたから...」
と軽く受け止めていて重症化している方が非常に多いです。
そして当院で施術を受けると「えっ!!こんなところが原因なの?」とめちゃくちゃ驚かれます。
皆さんも腰痛ぐらいと侮ることなく早め早めの行動を心がけましょう!