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庄司英尚

現場を大事にする社会保険労務士

庄司英尚(しょうじひでたか) / 社会保険労務士

株式会社アイウェーブ(アイウェーブ社労士事務所 併設)

コラム

35歳転職限界説は、本当か?

2014年2月14日

テーマ:人事労務情報全般

コラムカテゴリ:ビジネス

転職するなら35歳までといった話は、昔はよく聞くことが多かったのですが
最近は、それほど聞かなくなったかもしれません。

人事側の採用担当の気持ちをあえていうならそれは基本的に若い
ほうがいいです。でも求めるポジションにもよりますので
諦めないことが大事です。

実際に35歳を過ぎての転職は難しいと思っていただいた
ほうがいいのですが、可能性が少ないのかというと
そういうわけではありません。

確かに転職活動をする際に40代だと
かなり苦戦している人が多いのは確かです。

サラリーマンの友人達をみていても確かに厳しいのは事実。
でもいろいろな企業があるので選ばなければチャンスはあります。

それでも求人案件は、結構あるもので、業種も様々で
年収アップやキャリアチェンジのチャンスは、結構転がって
いるものです。

まずは実際に動いてみないとよくわからないというのが
本音ですが、なかなか最初から行動しない人が多いです。

自分の客観的な評価と価値は、人材会社などで
エントリーしてみて、書類選考や面接を繰り返していると
だんだんわかってくるものです。

さて35歳限界説は、実際どうなのか? アエラの記事によると
多くの企業で最近は35歳以上の求人もしており、実際に求人案件も増えて
いますのでうまくマッチすれば、とてもいいキャリアを築くことが
できそうです。35歳オーバーの求人数も増えてきているのですが
やはり職種によってはその経験が貴重であればあるほど有利に
すすめることができます。

実際にこれまでのキャリアをいかして40代、50代で転職を
する人もいるので、あとはタイミングが大事になってくるのだと
思います。

実際に35歳転職限界説というキーワードもこれだけ広がったのは
ちょっとした意図があって仕掛けられたものかもしれません。

それを意図して得する人は、はたして誰というかどの業界?
いろいろ深く考えるとみえてくるものがたくさんあります。

以下 ヤフーニュースより

転職市場で長く言われてきた「35歳限界説」。35歳を過ぎれば、転職の選択肢は一気に狭まるという「定説」が崩れつつある。人材サービス大手インテリジェンスの調査では、転職成功者に占める35歳以上の割合がこの5年で一気に2倍以上になった。一方で29歳以下は低迷。転職者の平均年齢は男性で31.9歳まで上昇してきている。

 アエラは1月下旬、国内の主要200社にアンケートを行い、114社から回答を得た。そこから人材採用に対する企業の姿勢の変化が明らかになってきた。

 特徴的なのは中途採用を増やす理由だ。「事業領域の拡大・変化」という理由をあげる企業が最も多く、「即戦力になる人材が必要」「ダイバーシティー推進」などが続いた。インテリジェンスHITO総合研究所主席研究員の須東朋広氏は、2008 年のリーマン・ショックを境に「35 歳限界説」が有名無実化したと指摘する。

「グローバルで見たときに、衰退産業と成長産業の色分けがはっきりし、一部の企業では事業領域の転換を迫られるようになった。一方で新興国市場などを視野に入れると、有能な社員が1人いれば、個人の力で大きく業績を動かせる。そんな環境下で必要なのは、一定のキャリアを積んできた即戦力。そういう人材は結果として、40代前後に多かったのです」

 アンケートでも、三菱商事は11年から「公募でのキャリア採用を本格的に開始」したと答えている。

「事業を取り巻く環境の変化、ビジネスモデルや事業形態の変化に対応するためです。キャリア採用者は既にそれぞれの経験や能力を生かして活躍している。今後も、積極採用を考えている」(三菱商事広報)

 日本IBMも、35歳以上の人材を積極的に採用している。さらに経済産業省も、スキルと経験を持った40、50代の人材が成長産業に転職できるよう、人材紹介会社などへの支援を始めている。同省産業人材政策室の橋本泰輔氏はこう話す。

「現実には40、50代の人材を活用しきれていない企業もある。そうした人材を、本人が活躍しやすい場へと転職できる仕組みを作る必要がある。それが、個人と企業双方のさらなる成長につながると考えています」

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