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庄司英尚

現場を大事にする社会保険労務士

庄司英尚(しょうじひでたか) / 社会保険労務士

株式会社アイウェーブ(アイウェーブ社労士事務所 併設)

コラム

社員の「脱スマホ」に会社が奨励金 その目的はいったい何なのか

2013年11月4日 公開 / 2014年7月31日更新

テーマ:ユニーク制度・社内制度

コラムカテゴリ:ビジネス

社員の「脱スマホ」に会社が奨励金 その目的はいったい何なのか

脱スマホ 奨励金 岩田製作所

日本橋人形町で奮闘する
社会保険労務士の庄司英尚です。

本日は、とてもユニークな制度を導入して
注目をあびている会社を紹介します。

その会社は、脱スマホで手当を支給する
という珍しい会社で、なんとスマホを使っていない
と毎月5000円を支給する「デジタルフリー奨励金」
という制度があります。

時代の流れに反していると一見思われる脱スマホをすすめている
とはなんとも不思議。

制度を導入した会社の目的は気になりますし、そもそも
そんなことできるのか?
また社員は反発しないのか? 
ということが気になるところです。 

その会社は、岐阜県にある岩田製作所で
社員数は90人で、この制度を利用している人は、
20人と結構多いようです。みんなに強制している
わけではないわけですから、問題はないです。

社員同士のコミュニケーションを活発化させるのが狙いと
いうことです。最近食事や打ち合わせ時にスマホをテーブルに置いて
ちょっと時間があると、すぐスマホを眺めている人が
増えていると感じていますが気分が悪いと思うことが
たまにあるんですよね。私も注意しないといけないのですが
気づかない間に相手を不快にさせているかもしれません。

スマホは、対話のコミュニケーションを減少させて
しまうことが多い気がしますが、実際にみんなも
そう思っているのは確かで、

電車でも座っている
向かいの人が7人いたら全員スマホみていたという状況も
珍しくありません。

プライベートまで会社が拘束することはできないので一切禁止と
いうことはできませんが、仕事中にサボってスマホで遊んだり
snsで交流している人も多く、仕事をしているように見えるだけに
企業としてもやっかいであります。

就業規則や社内ルールで携帯電話やスマートフォンやSNSについては
厳しく制限をかけて、業務に支障が出ないように、またトラブルが
発生する要因となることを断ち切ることも大事です。

休憩時間はともかくとして仕事中は、個人の私用電話や私用のメール
連絡などは禁じていかなければれならないのですが、あまり厳しすぎても
問題ですし、会社としてモラルや節度ある行動を求めることを
常に朝礼やミーティングなどで その意味をよく話して
従業員に言い聞かせることを経営者にお願いしたいところです。

j-castより

ドコモからiPhoneが発売されるなどスマートフォンの普及が進むなか、社員の「脱スマホ」のため奨励金を出す企業が現れた。スマホはメールの電話のやりとりはもちろん、PC形式のファイルの送受信もでき、私用のスマートフォンが会社業務に使われるケースも多い。

 奨励金を出してまでスマートフォンからの切り替えを促すという、時代に逆行しているようにも見えるこの取り組みには、どのような意図があるのか。

■社員90人のうち20人が非スマホ

 「脱スマホ」を奨励しているのは、産業機械部品メーカーの岩田製作所(岐阜県・関市)だ。2013年10月25日の岐阜新聞が報じた記事によると、社員の私用携帯電話について、スマートフォンを使わなければ、毎月5000円を支給する「デジタルフリー奨励金」を7月から始めた。

 同社が脱スマホを推進するのは、社員同士のコミュニケーションを活発化させるのが狙いという。社員90人のうち20人が同制度を利用し、スマートフォンから「ガラケー」に切り替えた営業社員もいる。岐阜新聞の取材に対して岩田修造社長は、「アナログなコミュニケーションの大切さを考えるきっかけになれば」と答えている。「デジタルフリー奨励金」をはじめたのと並行して、昼食時のスマホ利用を「自粛」する取り組みも行っている。

 同社の取り組みに対して2ちゃんねるでは、

  「仕事中の禁止はまだ理解できるけど、休憩時間にまで束縛して来るのは嫌だなぁ」「社員がかわいそうだわ…。スマホを活用するのも、振り回されるのも、結局は個人の問題なのに…」

と批判する意見が書き込まれた一方

  「俺の職場もこうなればいいのに ケータイで遊んでる奴ら多すぎ」「中小企業はこういう変な取り組みもあっていいと思う。 便利を追求しすぎると、そこから零れ落ちるものもたくさんあるのだよ」

と賛同する意見もある。
.

「スマホに機種変更してから同僚との会話がなくなってきました」

 確かにスマートフォンが普及してから、空き時間があれば常にスマホを操作している人が目につくようになり、「スマホ依存」という言葉まで作られた。LINEなどのコミュニケーションアプリを使えば、その場にいない人とも簡単に連絡を取ることができ、ゲームアプリで時間を潰すこともできる。Yahoo!知恵袋にも、スマホを使い始めてから会社の同僚との接し方が変わったという人の相談が投稿されている。

  「ふと気づいたんですが、スマホに機種変更してから同僚との会話がなくなってきました。昼ご飯を一緒に食べに行ってもスマホ、そのまま休憩時間がおわるまでスマホ」
  「食事中や電車乗ってるときまでスマホで、周りを見渡しても同じようにスマホを見ている人ばかり。このような方が増えてきてるのでしょうか?」

といった具合で、社内コミュニケーションが減少するという意見もある。


■【【株式会社アイウェーブ 公式サイト】

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