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相続 101 遺留分算定の基礎財産の中味①「被相続人が相続開始の時において有した財産」

1 遺留分本連載コラム「相続100」で、遺留分とは、被相続人の財産の1/3(直系尊属のみが相続人である場合)又は1/2(それ以外の場合)に相当する額、だと説明しました。参照:民法1028条兄弟姉妹以外の相続...

相続 100 遺留分は相続財産の価額で表示される

2011-01-15

相続 手続き

1 条文の内容遺留分を定めた法律条文は、民法1028条ですが、これには、「 兄弟姉妹以外の相続人は、遺留分として、次の各号に掲げる区分に応じてそれぞれ当該各号に定める割合に相当する額を受ける。①直系...

相続 99 遺留分に基づき、親父の散財行為を阻止できないか?

2011-01-14

相続 手続き

1 遺留分の意味遺留分とは、「被相続人の意思によって奪うことのできない、相続人に与えられた最低限度の財産」です。「遺言によっても奪うことのできない最低限度の相続分」ともいわれます。人は誰でも、自...

相続 98 相続分の二重譲渡

2011-01-13

相続 手続き

1 不動産の譲渡の場合不動産が二重に譲渡されますと、先に移転登記を受けた買主が不動産を取得し、登記をしてもらえなかった買主は不動産を取得できません(民法177条)。この場合は、登記が対抗要件になるか...

相続 97 譲渡された相続分の取戻権

2011-01-12

相続 手続き

1 意義共同相続人がいて、その中の一部の人が第三者に相続分を譲渡しますと、相続人という特定の範囲の人的関係者群の中に、そうでない者が入ってきて、被相続人の財産について分割を求めることができることに...

相続 96 相続分の譲渡によって、譲受人は相続人適格をもつ

2011-01-11

相続 手続き

相続 96 相続分の譲渡によって、譲受人は相続人適格をもつ1 相続分の譲渡を受けた者は、それが相続人以外の第三者であっても、相続人の適格を有することになります。東京高裁昭和28.9.4決定は、「相続分の...

相続 95 相続分の譲渡の2つの態様と実務的意味

2011-01-10

相続 手続き

1 相続分の譲渡の2つの態様1つは共同相続人間になされる相続分の譲渡です。もう1つは相続人から第三者への相続分の譲渡です。2 実務的な意味これは相続人間の相続分の譲渡の場合に見られますが、共同相続...

相続 94 相続分の譲渡

2011-01-09

相続 手続き

1 相続分の譲渡の意味相続は、被相続人が有していた権利・義務を、相続人が包括的に承継することです。(これはコラム「相続 1」で説明しました。)相続分とは、その“割合的な一部”のことです。権利・義務...

相続 93 死後認知された子は、遺産分割にどう関与できるか?

2011-01-08

相続 手続き

1 認知とは?法律上の夫婦の間に生まれた子は「嫡出子」と呼ばれます。そうでない男女の間に生まれた子は「非嫡出子」と呼ばれます。嫡出子は、当然に父の子ですが、非嫡出子は「認知」されないと、父の子に...

相続 92 遺産分割の結果、取得した財産に、数量不足などがあったとき、泣き寝入りするしかないのか?

2011-01-07

相続 手続き

1 問題この問題は、共同相続人間の担保責任の問題です。遺産分割の結果、ある相続人が取得した財産が、当然あるべき価値を有していないことが分かったとき、その損失分を、全相続人が相続分の割合で負担する...

相続 91 遺産に住んでいる相続人がかけた費用の問題

2011-01-06

相続 手続き

1 ときに問題になることがある相続財産である建物に住んでいる相続人が、その建物に改良費などの有益費をかけているとき、遺産分割協議の際に、その価値の増殖分について、あるいは固定資産税などの公租公課を...

相続 90 不動産の評価はどうやってするの?

2011-01-05

相続 手続き

1 専門家による鑑定が原則⑴ 固定資産評価額で評価をするのは違法との決定例ア 昭和の古い裁判例 札幌高裁昭和39.11.21決定は、固定資産評価額は不動産の時価と一致しないのがむしろ一般の事例であるから...

相続 89 遺産分割請求権は、何年で消滅時効にかかるの?

2011-01-04

相続 手続き

1 時効にはかからない遺産分割請求権は、共同相続人の共有になった遺産を、共有ではなく、単独所有にすることを求める権利ですので、その権利が時効で消滅することはありません。2 時効にかかると不便もし...

相続 88 遺産分割方法の指定の委託

2011-01-03

相続 手続き

1 趣旨民法908条は「被相続人は、遺言で、遺産の分割の方法を定め・・ることを第三者に委託することができる。」との規定を置いています。これは被相続人が自ら相続人らが相続する遺産の内容を決めるのではな...

相続 87 長男にA宅地を相続させると遺言を書いたが、相続開始前に長男が死亡した場合の効力

2011-01-02

相続 手続き

1 問題父が、長男甲にA宅地を相続させる、との遺言を書いた後で、甲が死亡し、その後で被相続人である父が死亡したとき、A宅地は当然に甲の子乙(代襲相続人)が相続することになるのか?2 代襲相続人は相...

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