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菊池捷男

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菊池捷男(きくちとしお)

弁護士法人菊池綜合法律事務所

菊池捷男プロのコラム一覧:諺にして学ぶ法 

最近目にした弁護士の書いた「利得」という用語 ある民事訴訟事件。 兄である甲の訴状には, ⑴ 妹である乙は,母の存命中母の預金口座を管理し預金の出納をしていたが,母の死後甲が調査したところ,乙が母の口座から引き出した現金のうち金○○○万円の使途が不明である。 ⑵ この使途...

甲弁護士は,自分はなんでこんなストレスの多い職業を選んだのかと悩み,乙弁護士は,緊張と苦しみはあるが,弁護士の仕事ほど快味を感ずるものはないと言う。甲弁護士に,どの点でストレスを感ずるかと問うと,例えば,依頼者の要請に従っておれば,その要請はいくらでもエスカレートし,そ...

  限られた時間内で,限られた資料を元に,事実を認定する裁判官の宿命は,勘違いによる事実認定が避けられないことである。 一例を挙げてみる。これは最近,言い渡された判決事件である。 ある交通事故による損害賠償請求事件。書証と人証だけの証拠調べが終わった段階で,裁判官は,和解...

 損害という法概念(法律用語)がある。その内容は法の関知するところではない。損害の内容をどのように盛るかは,判例の仕事なのだ。 損害賠償請求訴訟で,弁護士費用を損害と見てもらえるかが議論されたことがある。 以前を言やあ,裁判で,弁護士費用を損害と,認めたものはなかったが,...

  最高裁判所平成5年12月16日判決は,遺産分割協議をした後で,遺言書が出てきた場合,その遺言書のとおりに財産を貰いたいと思う相続人からの,遺産分割協議無効の主張(錯誤が理由)を認めた。 遺言は協議に優先するのだ。  むろん,遺言書があるのを知りながら,遺言書によるよりも遺...

 誤解があったら,先に詫びておきたい。馬鹿にすんな。俺は弱者じゃあないぞ,という声が聞こえそうだからだ。 ここでいう弱者とは,労働者のことだ。労働者だから弱者というわけではないが,法律は労働者保護に厚いのは常識。その保護を厚くする理由をたどれば弱者保護というイメージになる。...

 働かざる者食うべからず,という言葉がある。逆に言うと,働く者には糧を与えよ,ということになる。現在,糧とは,賃金のことだ。賃金から,税金や社会保険料は差し引かれるのは別問題だ。 なお,税と言えば,江戸幕府を開いた徳川家康の定めた四公六民の制度がある。これは,お百姓の取り分...

 弱き者よ,汝の名は女なり,というは,むかし昔のこと。今は,違う。強き者よ,汝の名は女なりだ。 ここに強い女がいた。いや,賢い女性がいた。 この女性,夫と離婚することになった。しかし,夫婦の間には清算すべき財産はない。マンションはあるが住宅ローンありだ。しかもローン債務の...

 使用貸借契約による使用借権という権利がある。無償で他人の物を使用する権利だ。親が息子に,岳父が娘婿に,わしの土地に家を建てて住みゃええがな,などと言って,土地を無償で貸す,などは,人情のしからしむるところ,日常珍しいことではない。これによる使用権が使用借権なのだ。 一方で...

 これは,クリーンハンドの原則といわれる諺である, 離婚事件でいうと,自ら不貞行為を働き,家庭を壊した者は,離婚請求を認めない,という原則になる。 ただしかし,①別居期間が長期間になり,夫婦関係が破綻しておれば,➁夫婦間に未成熟子はいなくて,③相手方配偶者を精神的・経済的に極...

 新築したばかりの高級マンションを買い、夢と希望を乗せて入居する。何年かして外壁タイルが剥離したなどということがあったら、たまんね~。しかし、実際にあるのだ。 タイル張の剥離故障は、剥離の発生時期により、初期故障と疲労故障に大別される。初期故障は、施工当初から何らかの原因に...

 賃金は、働く者の生活を支える貴重なお宝だ。タコ部屋へ入れられ、賃金のピンハネがまかり通った時代もあったが、今は、労働基準法という立派な法律がある。ピンハネ、相殺、親、女房への支払も厳禁だ。賃金は、正しく、働く人に支払うべし、という法律だ。これを賃金直接払いの原則(労働基準法...

 この諺は,能力給の本質を突いたものであろう。 会社は、従業員に、仕事を評価して、給与を支払う。これが資本主義の資本主義たるゆえんである。 働かざる者、食うべからず、ではなく,働く者,働きに応じた糧を得る,ということだ。 ここには,重要ならざる仕事しかできない従業員には、重...

 解雇をする場合、懲戒解雇と普通解雇の二種がある。これに整理解雇を加えると解雇の種類は三種になる。懲戒解雇は、仕事をする能力はあるが悪いことをしたからする解雇、つまり制裁としての解雇である。普通解雇は,悪いことをしたわけではないが仕事をする資質・能力がないためにする解雇で...

 相続の放棄と相続分の放棄は,一字違うだけで,意味が全然違ってくる。相続の放棄は,相続人ではなくなるということだ。だから,債務も相続しない。え!あの親父め。残してくれたのは,借金だけか。だったら,相続放棄をするぞ,と言って,相続開始を知って3か月以内に,家庭裁判所へ申述すれ...

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