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公用文の書き方 23 「附」は5つの文字に限って使い,その他は「付」を使う

2014年9月24日

テーマ:公用文用語

コラムカテゴリ:法律関連

「附」は,常用漢字表に掲載されていますが,読みは音字の「フ」のみです。用例としては「附属 寄附」があります。
現在「附」は「 附属 寄附 附則 附帯 附置 」の5単語にのみ使われ,その他は「付」を使います。
「付与 付録 付随 交付 付記 付近」 などです。
その違いに理論的なものはありません。
これらは慣用的に使われる使い方として,覚えるほかはありません。

実は,「附」は,古い文字というイメージがあり,マスコミ用語では使われていません。しかし,公用語では,憲法で「附則」の「附」が使われているため,使うのを止めるわけにはいかないのだろうといわれています。

この記事を書いたプロ

菊池捷男

法律相談で悩み解決に導くプロ

菊池捷男(弁護士法人菊池綜合法律事務所)

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