コラム
2020/10/20 ⑤ 梅吉が三井銀行に就職した後
2020年10月20日 公開 / 2020年10月26日更新
2020/10/20 ⑤ 梅吉が三井銀行に就職した後
三井銀行(現・三井住友銀行)は、三菱と並ぶ財閥であった。
発祥の地は、松阪(現・三重県松阪市)。
ここには、近江商人が多かった。
近江商人といえば、「売り手よし、買い手よし、世間よし」という三方よしの商哲学をもって商売をしてきたことで、有名だ。
この三方よしの哲学は、ロータリーでいう職業奉仕の四つのテストと通底する。
梅吉は,三井銀行に就職した翌年の1891年にメリカに行って、外国為替などの勉強をした。
アメリカ留学の経験が役に立ったのだ。
1892年には、アメリカからイギリスに、さらにドイツ、オランダに行き、1899年に帰国した。
かくして、梅吉は、日本の銀行界のみならず、日本そのものの近代化に大きな足跡を残した。
1909年、株式会社三井銀行が設立される。
梅吉は常務取締役になると同時に大阪支店長を兼任することになった。
1919年、梅吉らの進言があって、三井銀行は株式の一部を公開する。
1914年、ヨーロッパで第一次世界大戦が勃発。
1917年、米吉、日本国政府の財政経済調査団の一人として、2か月間アメリカへ行く。
1918年、米吉は、他の財政経済調査団の委員たちとともに大正天皇に拝謁して金杯を下賜されるという栄に浴した。
同じ1918年、団琢磨(三井合名会社のトップ)と共に中国へ視察に行く。
孫文とも会うなどした。。
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