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平松幹夫

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コラム

マナーうんちく話1702《そろそろ土用丑の日。うな重の美味しさをどう表現する?》

和食テーブルマナー

2018年7月17日

炎暑、猛暑、酷暑、どの言葉も当てはまる日々ですが、そんな中期待したい食べ物があります。

江戸っ子は特に初物を好んで食し「初鰹」はその代表格ですが、初夏の「初鰹」と対比させた野菜は「初茄子」です。

つまり初物の魚は「カツオ」で野菜は「ナス」だったようですが、茄子は江戸っ子にも特に人気が高く、豆腐の田楽より茄子の田楽のほうがよく売れたとか・・・。

さらに「冷ややっこ」も欠かせません。
なぜ奴という名がついたかといえば、いろいろな説があります。
そのひとつに、冷たいという意味の「冷やっこい」からきたという説がありますが、なるほどと思います。

また暑さで食欲がない時には「ソーメン」も人気が高いですね。
ソーメンの語源は「索麺」ですが、「冷やしソーメン」が好まれるようになったのは江戸時代からです。

さらに「スイカ」や「枝豆」も暑い夏ならではですが、横綱は、なんといっても「鰻めし」ではないでしょうか。

6月の「ドジョウ汁」に続き、7月の鰻めしで体力をつけて、酷暑を乗り切った先人の知恵には感心します。

しかし栄養的には完全食品であっても、美味しくなかったら現在まで続いてはないでしょう。

飽食の時代になった今でさえ鰻が絶大な人気があるのは、ひとえに美味しいからにほかなりません。

タレの香ばしさと言い、ご飯との相性といい、至福の味わいですね。

ちなみにこのようにかば焼きとご飯を一緒にした食べ方が「鰻めし」で、「うな重」や「うなぎ丼」のことです。

そして、これを食べる時に使用する箸が、今でいう「割れ橋」です。
鰻めしに添える箸で、清潔好みの日本人ならではの文化です。

ところでこのような美味しいものを頂いたとき、どのように表現しますか?

今流の表現なら、「激うま」、「超美味しい」、「まいうー」などが受けるかもしれませんね。

但し上品さは全く感じられません。

日本人の感性に合わせて上品に表現したら、「えもいわれぬおいしさです」がいいと思いますがいかがでしょう。

日本は美食の国・飽食の国ですからグルメ番組は日常茶飯事です。
リポーターが様々なご馳走を取材している場面をよく見かけますが、「箸使い」と、「美味しさの表現方法」が気になる場合が多々あります。

ちなみに「えもいわれぬ」とは、言葉では言い表せないくらい素晴らしいという意味です。

白くて美しい指で、上手な箸使いとともに、このような上品な言葉で表現すれば、視聴者もその気になり、気持いいですね・・。

今年は7月20日が「土用の丑」です。
鰻を食べる時にぜひ思い出してください。

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