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平松幹夫

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平松幹夫(ひらまつみきお)

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コラム

マナーうんちく話92≪優雅さが自慢!和の作法≫

和食テーブルマナー

2011年6月17日 / 2012年4月18日更新

マナーうんちく話93《優雅さが自慢!和の作法》

「履き物の脱ぎ方」「襖や障子の開け・閉て」「座布団の座り方」「和室での立ち居振る舞い」「箸や器の扱い方」「懐紙の使い方」、そして「食前感謝と食後感謝の言葉」等など、これまでお話ししたことを、一つ一つ実行して頂いたら、実に多くのことを実感することができ、心が豊かになられると思います。
例えば、「食べ物全てへのありがたさや、身体中にほとばしるエネルギーの素晴らしさ」「感謝の心や生きている喜び」、さらに「態度や表情の美しさ」など等。

世界中に存在する多くの作法の中でも、日本くらい優雅さを極めた作法はないと思います。
畳に、着物姿で正座している日本人女性の美しさは格別です。その立ち居・振る舞いの美しさこそ、世界に誇れる日本人の姿だと思います。お椀や箸の美しい扱い方しかりです。

その基本になるのが、このコラム欄で以前にも取り上げた、「一回一動作」です。
その動作に、「全ての心を込める」、そしてそれらを「美しく表現する」ことに関しては、日本の礼儀・作法は世界屈指ではないかと思っています。

すなわち、それぞれの動作を、一回ずつ区切って行うことは、その一つ一つの動作全てに心を込め、その行為に集中することです。
箸の持ち方、乾杯の仕方、襖の開け・閉てなど、今まで詳しく触れてきましたが、全て一回一動作が基本になっています。そしてそれが、心を落ち着けたり、ゆったりとした雰囲気を醸し出し、優雅さの基本になります。

心を落ち着け、心を込め、優雅さを醸し出す等といったら、なにやらその道を極めた人の話で、凡人には程遠いように思えるかもしれませんが、それは、今まで何度も触れてきましたが、日本の礼儀・作法は宗教、特に神道や仏教、あるいは儒教などと密接な関係にあるからです。

ここで、再度「一回一動作」の優雅なマナーを、今までお話しした事を例にとり、詳しく触れてみましょう。
4月26日の「マナーうんちく話69《評価の高い職場とは》」で、職場の廊下で、お客さんとすれ違った時には、「いったん立ち止まって」、挨拶をされることをお勧めしました。
これを、一回一動作の原則に従ってより詳しく解説すると、①立ち止まります。②相手の目を見ます。③「今日は」、または「いらっしゃいませ」等と声をかけます。④お辞儀(頭を下げます)をします。⑤頭を上げ相手の目を見ます。⑥歩き始めます。以上の様になります。
この一連の行動が、落ち着いて、心がこもり、しかも最も美しい姿になります。
すなわち、相手に対し、最大の敬意を込めることになります。

このような挨拶を、「する」「しない」は、その人の人柄や考え方、また相手にもよりますが、一つ言える事は、された方は大変心地良くなるということです。
すなわち一回一動作には、相手と良好な人間関係を築く、コミュニケーションの全てが凝縮されているのだと私は思っています。
今、多様なコミュニケーション技術がアメリカ等から、どんどん入ってきているようですが、私の担当する講座では、先ず日本人の中に有るこのようなお話がメインになります。

「…ながら動作」をしない一回一動作は、本当に素晴らしい立ち居・振る舞いですが、時と場合によります。認知症予防などでは、むしろ「…ながら動作」を奨励しているようです。マナーは法律ではないので、「必ずしもこのようにしなければいけません」というものではありません。ある時は、一回一動作で優雅に振舞い、またある時は、一度に多くの動作を取り入れたりして、臨機応変に対応するのがいいですね。

ただ何かと慌ただしい毎日です。特に、日本人の朝食のスタイル等は、まさに戦争のようですね。たまには、心を落ち着け、優雅に、一回一動作もお勧めです。
日本人の本当の幸せの姿は、慌ただしさの中にあるのではなく、優雅さの中にあるのではないでしょうか。

最近、「和の礼儀・作法」講座が大人気です。経営、教育に携わっている人、指導的立場にある人等の参加が目立って増えてきました。高齢者にも大変受けています。
震災を境に、日本人が大切に育んできたDNAが蘇って来たのでしょうか。
実にいいことだと思っております。
そして、次世代に積極的に語り伝えていきたいと思っています。

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平松幹夫

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