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平松幹夫

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平松幹夫(ひらまつみきお)

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コラム

マナーうんちく話483≪現代の上座と下座②「和室編」≫

上座」と「下座」は、一概に「前」とか「後」、あるいは「右」とか「左」とは言えないので、相手や場所などに応じて、臨機応変に対応することが大切です。

そのためには、基礎的な知識を身に付けておくことが必要ですので、今回はさらに詳しく触れてみます。

特に日本人は、同じ兄弟でも「長男」「次男」「三男」、あるいは「長女」「次女」「三女」のように、序列をつけている国です。

だから、相手の立場、役職、年齢に応じた敬意の表現の仕方がとても大切になるわけです。

客人や目上の人が座る場所、あるいは立つ場所が「上座」で、「じょうざ」とか「かみざ」、さらに「奥の席」等と呼びます。

客人や目上の人に対し、「こちらが上座になりますので、どうぞ」とか、「奥の席にどうぞ」などと案内すればいいでしょう。

一方、もてなしをする方や、目下の人が座ったり立ったりする場所が「下座」で、「げざ」とか「しもざ」と言います。

このように、上座や下座は、座わったり、立ったりする場所ですから、和室や洋室の部屋、さらにタクシーや乗用車や電車、加えてエスカレーターやエレベーターにもその概念が存在します。

今回は、それらの中でも特に明確な概念が存在する和室についてのお話しです。

和室の上座と下座は一般的には、「床の間」と「床脇棚」によって決められます。

床の間は、両脇に脇床が有るのが正式ですが、脇床が片方だけにあるのも有ります。ちなみに床脇棚とは、床の間の脇に設けられた「棚」や「戸棚」のことです。

従って、和室では先ず「床の間」、次に「床脇棚」に近い場所が上座になります。

前にもお話ししましたように、「床の間」は、神様(神道)・仏様(仏教)の日本人にとっては「神聖な場所」ですから、そこに置くものも、掛け軸を中心に生花や香炉等に限定されます。
但し、正月には鏡餅が置かれます。

このような認識でもって、床の間には、くれぐれも手荷持等を置かないようにして下さいね。

例えば、旅館に宿泊した時に、和室の床の間は、神聖な場所だと心得て頂き、手荷物は、床の間からなるべく遠い場所に置くよう注意して下さい。
家族同伴で利用するような時には、子どもにもキチンと教えて下さい。

また、和室でも床の間が無い部屋も有りますが、このような場合は、「入口から遠いか」、「近いか」で、上座か下座の判断をされたらいいでしょう。
入口から遠い方が、上座になります。

繰り返しますが、床の間は、「心地良い場所」とか、「景色のよい場所」と言うより、むしろ「相手を敬う気持ちが濃い場所」です。

和室で上座の床の間に近い場所より、下座の方が風光明美でも、客人や上司や目上の人には、一応、上座に案内される事をお勧めします。

どうしても、景色を優先させたい場合は、「こちらが上座ですが、この部屋はこちらの方が、景色が良いですから、こちらにどうぞ」等と、必ずその理由を添えて案内して下さいね。

上座に通すべき人を下座に通す場合は、余程インパクトの在る理由が必要だと思います。
加えて、言葉足らずにならないように注意して下さい。

料亭や旅館などで接待される場合は念のため、係の人に確認される事をお勧めします。





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