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平松幹夫

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平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話1426《臨機応変が大切!「視線」のマナー》

2017年3月15日

テーマ:人間関係を良好にするマナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

コラムキーワード: ビジネスマナー

豪華な部屋に通されて部屋中をキョロキョロ見つめた記憶はありませんか?
人と会った時に、その人の顔をじろじろ見つめたことはいかがでしょう・・・。

ところで、ほとんどのビジネスマナーには、人と話をする際は「目を見て」と書いてあります。

どんなに相手を気遣っていても、丁寧な振舞いをしても、視線一つで相手に対する印象が大きく変わります。
視線は本当に大切だということです。
だから、どこを見て話せばいいのか?大いに迷うことも多々あります。

ポイントは目をきちんと見るべきか?
少しそらした方がいいのか?ですが、あまり神経質にならずに、目より少し下に視線を置けばたいていの場合はいいと思います。

但し目をそらすのは下にそらすのが基本です。
「上の空」という言葉が有りますが、視線を上にそらすと「何を考えているのか解らない」と判断されかねません。

それでは相手と視線を合わせない方がいいのでしょうか?
答えは「相手と場合によりけり」です。

日本の礼儀作法では「相手が上位になればなるほど、視線を落とすべきである」と説いています。

テレビや映画の時代劇を見れば解りますが、町民が殿様や奉行などに会う時にはひれ伏しており、面と顔を合わせていません。

そして「表をあげろ」と言われて、おずおずと顔をあげるシーンが有ります。
昔から目上の人の目を見ることには大きな抵抗が有ったわけですね。

しかし今や時代は大きく変わりグローバルな時代です。
ちなみに、人や物や金や情報が国を超えて行きかうことを「国際化」と表現しますが、それが地球規模で進んでいるのがグローバル化です。

こうなると異なった言葉や文化を持つ人と交流する機会が増え、英語の重要性が問われているわけですが、同時に「話し方」や「聞き方」も問われます。

日本人は視線を合わせるのは苦手でも、国際社会では大切なマナーです。
例えば握手をしながら頭をペコペコ下げるのは感心しません。
意図的に視線を外すことになるからです。

手を握ったら視線をきちんと合わせて下さい。
こうすることによりその存在を認め、心を通わせる第一歩になります。

加えてビジネスシーンや親しい友人の場合はできる限り顔を見て、視線を合わせ、話をすることをお勧めします。
特に「ありがとう」の言葉を発するような時には、キチンと「相手の目を見て」がポイントです。

但し前述したように、日本人同士で有れば目を合わされるのが苦手な人もいます。相手が不快感を示しているようであれば目をそらして下さいね。

要するに相手により目線を合わすか、すこしそらすか、相手と対面している時には視線づくりを臨機応変にすることが理想です。

注意を受けている時等も、本当に申し訳ないという気持ちを表す意味においても、うつむいた状態の方がいいかも。

最後に目を合わすのが苦手でも、相手とキチンと向かい合うことは大切にして下さいね。

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