本当にうつ病は心の風邪なのか？

2014年12月4日

テーマ：心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

コラムカテゴリ：メンタル・カウンセリング

コラムキーワード：うつ病　特徴、うつ病　対策

精神病はガンや糖尿病のような肉体的な病気とは違って
気合いや精神力で何とかなるものだと思ってませんか？

実は精神病もガンや糖尿病と同じで
自分の意志でどうにか出来るものではありません。

なぜなら精神病も肉体的な病も
同じメカニズムで発生しているからです。

例えば風邪を引いた場合
咳や鼻づまり、発熱といった風邪の諸症状が出ますよね。

同じように精神病に見られる様々な症状も
肉体的に起こる風邪の諸症状と同じで
物理的な症状として現れているのです。

ではここで、風邪の症状はどのようにして起こるのか
発生のメカニズムを振り返ってみてください。

体外から風邪のウイルスが侵入し
そのウイルスが作用して様々な風邪の諸症状を引き起こしています。

免疫力が落ちていたりウイルスに対する抵抗力がないので風邪を引くわけですが
病気を引き起こす要因（ウイルス）が体内に侵入して来なければ
いくら肉体的に弱ってたとしても風邪を引く事はありません。
つまり何かキッカケがあるから風邪を引くわけですね。

実際は風邪を引いたから症状が出るのではなく
そのような症状が出るから風邪を引いた状態となり
病気にかかったと言えるのです。
何も肉体的に弱いから風邪を引くわけではありません。

精神病もこれと同じで、何も精神的に弱いから精神病になるのではなく
何か精神病になるようなキッカケ（原因）があるから
精神病を患ってる状態になってるだけなのです。

そしてその症状は性格と同じように捉えられるので
（アスペルガー症候群でも非常に軽度でわかりにくいような場合は特に）
他人にはなかなか理解されず
病気だから精神的におかしいんだと勝手に思い込んでるのです。

病気だからおかしいのではなく、おかしくなる原因があるせいで
それが症状として現れている（病気の状態になってる）だけなのを
おかしな言動をするからこの人は精神病だと決め付けてるに過ぎません。

特に自閉症の症状なんかはわかりやすいですが
一般的には自閉症も精神病（精神障害）のように扱われてしまいますが
その本質や症状が出るメカニズムは、風邪の症状と何ら変わらないんですね。

病気だから精神的におかしい、そんな症状になってるのではないという事。

詳しくは長くなるのでまた別の機会にしたいと思いますが
当カウンセリングルームではメンタルサポート（心理療法）のみならず
こうした正しい知識や理解する事からも心の負担軽減に向けて取り組んでますので
学びや学習の面からも悩みの改善に向けて、ぜひお気軽にご連絡下さいませ。

京都カウンセリングラウンジ
宮本　章太郎

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