- お電話での
お問い合わせ - 0532-32-4265
コラム
雨漏り11~雨が漏るところ
2014年7月24日
“コラム雨漏り8~2階建てが建ち雨漏りは壁からになった“で雨漏りは壁からが多いと書きました。
下の図は雨漏りする場所の図です。雨が漏る場所は、窓周り、ベランダ周り、屋根と壁の取り合い、壁の出隅、入隅、外壁材の継ぎ目、屋根の軒先とケラバ(図の場所)が多いのです。
図のように軒、ケラバが出ている家は、風がほとんどない状態で雨が降っても、壁には雨が当たらないため、壁から雨漏りしません。しかし、日本の雨はここまで書いたように風を伴って降ることが多く、単純に下に落ちようとしないで、窓の枠の周りを水平に走ります。壁の入り隅や屋根と壁の取り合いなどで、風が巻いて上に上がったり、壁に当たった風が回り込んで壁の出隅や入り隅にまわり雨漏りすることもあります。そして一番困るのは、風の力で雨が一か所に集まる場所ができることです。
雨漏りしないためには、そのような場所を作らないことが大事です。
最近では、屋根が壁からほどんど出ていない家を見ます。このような家では、雨が降れば壁に当たることになり、壁から雨が漏る可能性が高くなります。
次回は、「雨漏り12~角から雨は漏る」です。
関連するコラム
- 築30年で初めて漏った家5~軒も庇もないのに漏らない最近の家 2014-11-13
- 築30年で初めて漏った家1~30年外壁のリフォームをしない家 2014-10-27
- 築30年で初めて漏った家6~すぐに汚れる最近の家 2014-11-17
- 余談 【庇~日差しの調整】 2014-11-10
- 築30年で初めて漏った家9~日本の気候に合った家を… 2014-11-27
コラムのテーマ一覧
- 制度と基準について
- WB工法
- 住宅の変化
- 住まいをつくるとは
- 窓(開口部)について
- 家の構造について
- 住宅の収納
- 建築の保険
- 材料について
- 住宅の工法
- 住宅のエネルギー
- 樋
- 家の老化
- 耐震補強
- 仮設
- 住宅の寿命
- 冬向きの家
- 軒のない家
- 片流れ屋根の家
- 地震
- 尺とメートル
- 見積り
- 金物工法
- 集成材
- 調湿
- 結露
- 木造にこだわる理由
- WB工法を採用して10年
- 階段
- 10年で塗装しないといけない家
- つかさや工事日記
- 耐震診断できない木造住宅
- 危ない吹き抜け
- 訪問販売リフォーム
- リフォームは難しい
- 雨漏り
- 四方山話
- うちのつくり方
- 住宅侵入盗
- WELL珈琲新築工事日記
- リフォームの時代
- 新聞、雑誌等の記事から
- 吹き抜け
- 建築は大工が造ってきたが
カテゴリから記事を探す
鈴木敏広プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。