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鈴木敏広

長く愛される住まい作りにこだわる一級建築士

鈴木敏広(すずきとしひろ)

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鈴木敏広プロのコラム一覧:四方山話

四方山話

2017-10-13

このコラムをほぼ書き終えた頃、8月19日にTV番組で「聴竹居」が取り上げられていました。やはり、重要文化財に指定された事が大きかったかもしれません。番組の副題は「あー気持ちいい」ですから、内容はエアコンもないのに夏に涼しい事や縁側からの景色が主でしたが、実際に子供のころ住んでい...

四方山話

2017-10-10

このコラムは前回の最後の続きです。今回はゆっくり見ることができたので、藤井厚二が人の視線をどのように考えていることがよく分かりました。居間の床と畳の小上がり、客室の椅子の高さに合わせた床の間など椅子に座っても畳に座っても同じ高さ(視線)になるように考えられていること。縁...

四方山話

2017-10-06

聴竹居を見ていると改めて真壁の良さを感じました。真壁とは柱を出した壁、柱が見えない壁は大壁と言います。簡単に言うと和室の壁が真壁、洋室の壁が大壁です。聴竹居は土壁を使っていますから真壁になるのは当たり前と言えば当たり前ですが、聴竹居の柱の垂直と鴨居などの水平が組み合った室...

四方山話

2017-10-03

聴竹居の曲線と言えば、食堂入口の居間に面して4分の1の円を90折り曲げた入り口は有名ですが、その他にも曲線が使われています。その一つは欄間の板です。居間と客室の境には中央の束を頂点に板を曲線にカットしています。居間から見ると欄間の曲線の向こうに客室天井の杉の一枚板、(⑤に書いた)...

四方山話

2017-09-29

聴竹居の客室、食堂、読書室、寝室などの窓には外側にガラス戸、内側に紙障子が設けられています。二重の建具にしたのは冬季の断熱性をあげるためだと思われます。紙には保温性があるため、ガラス戸と併用すると効果大なのです。紙障子を張るために格子を組みます(格子を組まないとのりを付け...

四方山話

2017-09-26

今回から⑦まで聴竹居のデザインについて書きます。聴竹居では、畳に座る和と椅子に座る洋の生活が混在しています。中でも椅子に合わせた床の間がある客室は、その特徴をもっとも表していると私は思います。このように聴竹居では和と洋の生活の仕方に合わせデザインは和洋折衷になっています。...

四方山話

2017-09-22

聴竹居には、②と③までに書いた室内の空気の流れとは別に室内には入らない空気の流れがあります。それは12カ所の床下の換気口から調理室の壁の中に設けた通気筒を通り、天井裏に抜ける空気の流れです。この空気の流れは、床下の空気を動かし、結露やシロアリの被害を押さえる役目をします。結露は...

四方山話

2017-09-19

聴竹居にはもう一つの空気の流れがあります。コラム「聴竹居を訪ねて②」に書いた西の崖下から土管を通って居間へ入る空気の流れです。前回は立ち入り禁止でしたが、今回は「見に行っていいです。」と許可をもらい西の崖下に見に行きました。崖の高さは家からは私の身長よりもありましたから、取...

四方山話

2017-09-15

藤井厚二は気温、湿度などを調べて、日本では夏に快適に過ごすことが住宅に重要だと考え、そのために風をコントロールする必要があると考えました。90年前はエアコンもありませんから、自然の風を利用して如何に快適に生活できるかを実現したのが聴竹居です。東南に面した縁側から風が家の奥ま...

四方山話

2017-09-12

前回は人が多すぎてゆっくり見ることができませんでした。帰りがけに「今度は予約してきてください。」と言われたので、今回は予約して行きました。聴竹居に着くと「どうぞ。」と案内され、いきなり居間へ入って予約の確認です。同時刻の見学は他に五人だけ、今回はゆっくり見られそうです。...

四方山話

2017-06-16

月波楼から中門へ、これでちょうど池の一周、約1時間かけて周ってきました。門の前にくの字型に方形の石が、そこから御輿寄(玄関)に向かって様々な形の切石を組み合わせて直線の大きな長方形にした石畳が敷かれています。この幾何学的な模様を書いたようなデザインの石畳を「真の飛石」と呼びま...

四方山話

2017-06-13

笑意軒から新御殿へ向かうとき、池越しに笑意軒を見ると敷地の先端に小さな箱が、あれも燈籠かと望遠で写真を一枚。後で調べると笑意軒の船着き場にある三光燈籠でした。満月の○と三日月の穴が開いた、箱を地面においたような小さな燈籠でした。新御殿、中書院、古書院は前を通るだけで残念...

四方山話

2017-06-09

橋を渡り平地に出ると、右に新御殿、中書院、古書院が見えましたが、左に曲がり笑意軒へ向かいました。笑意軒の前にも外腰掛けの延段と同じような長い石畳が、長さも幅も外腰掛よりも小規模ですが、直線で雰囲気がよく似ていました。※小規模と思って帰りましたが後で調べると、外腰掛の延段と比べ...

四方山話

2017-06-06

松琴亭の仮設通路を渡り、右手に池を見ながら山を登りました。登ったところにあるのが賞花亭。コノ字型に畳を敷き、中央の土間に炉があります。案内の人が、待合所のケースにあった暖簾がここに掛かっていたという説明。はじめに待合所で見て気になった暖簾は賞花亭の物でした。ここに掛か...

四方山話

2017-06-02

外腰掛から下ると明るくなり、池が見えました。表門、御幸門、御幸道を通り外腰掛から来た私たちは、ここで初めて池を見ることができます。広々とした景色で急に明るくなる演出は見事です。目の前に石の橋が渡してあります。京都宮津市の天橋立を模して作られているとのことでした。石橋は蘇...

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