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コラム
マナーうんちく話1769《死を悼む言葉と偲ぶ会》
2018年12月5日
今年も多くの著名人が亡くなりましたが、有名人の場合は近親者で葬儀を執り行った後、改めて「偲ぶ会」や「お別れの会」などを開くケースが多々あります。
これだと葬儀に参加できなかった人も参加でき、故人に弔意を示すことが可能です。
ところで、亡くなったり、遠く離れている人などを懐かしく思うことを「偲ぶ」と表現します。
さらに亡くなった人のことを悲しんで、嘆くことは「悼む(いたむ)」と表現します。
これには故人への安らかな眠りをお祈りする気持ちも多分に含まれているような気がしますが、悲しみがひしひしと伝わる言葉です。
またこのような言葉は世界各国に存在するのでしょうが、その奥に潜んでいる意味は、その国々の文化や宗教により異なるようです。
例えば「お墓参り」は仏教の国に限らずあると思いますが、日本でお墓参りといえば、亡くなった人を拝みます。
しかし、国によっては、拝むのではなく語り掛けるというお墓参りもあるようですね。
また日本のお宮参りにせよ、お墓参りにせよ共通していることは、目に見えないものに対する作法があるということです。
難しいことは解らないにせよ、真心を込めることが大切と考えます。
その考えが、自然や人との良好な関係を築くうえで大切になるのではないでしょうか・・・。
ちなみに「偲ぶ会」や「お別れの会」には厳格な作法はなく、自由形式が多いようですが、故人をしのび、別れを告げるセレモニーには違いありません。
従って服装も基本は喪服か、それに準じた服装がお勧めですがケースバイケースです。
勿論ドレスコードが記載されていたらそれに従えばいいでしょう。
さらに香典の場合もあれば、会費制の場合もあるようですが、会費制の時には香典は不要でしょう。
会費は不祝儀袋に入れる必要もありません。
香典の場合の金額ですが、セレモニーだけの場合と食事を伴うパターンもあります。食事がある場合は香典にプラスαを加えたほうがいいでしょう。
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