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平松幹夫

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平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話997《今こそ再認識したい「3人寄れば文殊の知恵」》

2015年7月3日

テーマ:人間関係を良好にするマナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

会議の時、相手の話より先ずは自分の話を優先させる人は、方向性の在る話が出来にくい面が多々あります。

自己主張がきちんとできる人は、何でも大勢の意見に従ってしまう人より、色々な仕事はできるかもしれません。

しかし、相手の話に耳を傾けない人は、人間関係が築けません。

人の意見を論破したがる人。
人の気持ちを考慮しない人。
個人プレイをする人。

いくら理にかなっている事を言っても、相手のことを無視して、不快感を与えてしまっては、相手が遠のいてしまうこともあります。

つまり、人の意見に真摯に耳を傾けられない人は結局損をするということです。

「3人寄れば文殊の知恵」という諺があります。

特別に頭が良くなくて凡人であっても、3人が集まって真剣に相談することにより、文殊のような良い知恵が産まれて来ると言う意味です。

「文殊」とは、知恵を司る文殊菩薩のことで、仏教に精通した知恵者です。

他人の意見を真面目に聞いていれば、それがヒントになり、自体はいい方向になびいたりするものです。

本当に指導的立場で活躍できる人は、皆の意見もキチンと聞きいれることが出来、自己主張もできる人です。

日本ではいまだに「和を持って貴しとなす」の言葉が脈々と生きています。
大切な事は、皆で仲良く議論して決めよう!と言うことです。

自分の言い分もあるが、相手の言い分にも耳を傾け、お互いに認め合う気持ちを持ちながら、正しいことは正しい、間違っていることは間違いだと言うことが大切であると聖徳太子は説いています。

日本人なら誰でも知っている言葉で、日本人思想の根幹を成しています。

「三人寄れば文殊の知恵」と言い、「和をもっと貴しとなす」と言い、1000年以上も前に説かれた言葉が未だに受け継がれていると言うことは、如何に相手の言うことに耳を傾けるかということが大切ということを理解できます。

いくら頭が良くても完全無欠の人はいません。
自分だけが君子でも聖人でもないと言うことです。
だから、公正な議論や討論が大切です。

私心を捨て、謙虚な気持ちで相手に耳を傾けることです。

近年、ビジネスの世界では雇用形態が非常に多様化しています。
加えて組織も益々複雑化の一途をたどっています。
さらに、お客様が求めるものも千差万別です。

このような状況下において、指導的立場にある人に要求される能力やスキルが大きく変わっています。

今までの縦型のコミュニケーションだけでは難しいと言うことです。
色々な派閥やセクション間の垣根を越えた、水平思考も大切になります。

そのためには相手の話に耳を傾け、気持ちを理解し尊重すると共に、互いに人と人とを結びつける心構えが大切です。

但し、本当の意味で相手に耳を傾け、理解し、尊重することは非常に難しいと考えます。
様々な経験を積み自分を磨くことです。
その過程においてマナーはとても有効です。

この記事を書いたプロ

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