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平松幹夫

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平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

1日1分!女子力向上マナー27≪大切にしたい!お客様へのお茶出し≫

2013年11月14日

テーマ:女子力向上マナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

職場で、お客様にお茶を差し上げるよう頼まれたらどうしますか?

自宅や職場で、お客様にお茶を出した経験の有る人は多いと思います。
お茶は単に喉を潤すだけの物ではなく、心の交流を図るものですから、真心を込める事が大切です。

先ずは、挨拶が済んだら茶菓を差し上げることになります。
たとえ一人分でも、必ずお盆を使用して下さい。
また、お茶を出す時には順序が大切です。
和室であれ、洋室であれ、上座の人、つまり奥の人から出せばいいでしょう。
お客様が大勢の場合は念のため担当者に確認することも必要です。

つまり最初に、お客様、次いで社内の者になります。
この際、お客様を、見かけの年齢で上下を判断せず、上座から出すよう注意して下さい。

茶菓を出す時の基本は、お客様に向かって右にお茶(コーヒーや紅茶)、左にお菓子(ケーキ)がくるようにして下さい。
これは、家庭でも職場でもレストランでも基本ですから、覚えておいて下さい。

また飲み物は、季節に応じて出すよう心がけて下さいね。
冬なら暖かい緑茶が喜ばれるし、夏なら冷たい麦茶等が良いですね。

夏の暑い日に、豊臣秀吉が寺を訪ねた際、寺の小坊主から茶の接待を受けました。最初はぬるめ目の薄い茶を、しばらくしてやや温かい濃い目の茶を、そして最後に普段通りの熱くて濃い目の茶を出されました。

最初のぬる目の薄い茶でとりあえずのどの渇きをうるおし、次から茶本来の味を楽しんだということです。

太閤・豊臣秀吉の生涯をつづった伝記の一説ですが、ここに登場する小坊主は後の石田三成です。

実際には、プロでもこのようなサービスは難しいですが、要は、お客様の状況に応じたもてなしの大切さを説いたお話しです。

ちなみに、番茶は沸騰したてのお湯で、煎茶は沸騰したお湯を70度から80度に冷まして、玉露は60から70度まで冷まして入れて下さいね。
美味しいお茶は、何とも言えない位魅力的で、出す人の品格が感じられます。
ぜひ、公私に渡り美味しいお茶を入れるよう心がけて下さい。

また、例えペットボトルのお茶でも、そのまま出すのではなく、程良く温めて器に入れて出せば、それなりに様になります。

この他、茶碗の絵柄はお客様に見えるように、加えて、茶托に木目がある場合は、線がお客様に対して横になるようにして下さいね。線が縦になるのは縁起が悪いので不快感を与えます。

さらに、職場で「マイ茶碗」がある者にも、客人がいれば客人と同じ器を使用される事をお勧めします。

最近では、お客様にお茶を出す事をしなくなった職場も多々あるようですが、客人に美味しいお茶を出すことは、マナーの視点では「お・も・て・な・し」の原点であり、大切な事だと考えます。

そして、大切な事は意外に、面倒くさくて、手間暇がかかるモノです。


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