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平松幹夫

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平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話297≪彼女同伴フレンチのマナー⑦≫

2012年8月3日

テーマ:洋食のテーブルマナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

「前菜・スパゲティー・パン・スープの美しい頂き方」

和食にせよ洋食にせよ、料理にマッチした美しい食べ方があります。
いずれにせよ、これまで何度もお話ししてきましたが、姿勢がとても大切です。
次に、食べ方ですが、順を追って詳しく解説していきます。

●オードブル(前菜)
オードブルはメインディシュ前の食欲増進の役目を有します。温かいモノや冷たいモノ等、実に様々な料理があります。最近は、野菜を食事の前に取ることが奨励されているので、野菜を使用した前菜が多いように感じます。

この際、野菜はフォークのみで食べます。ナイフはほとんど使用しませんので、皿の上の部分に真横において下さい。この時、刃先は手前(自分の方)に向けて下さい。
※洋食のマナーは、危機管理的要素があると言いましたが、ナイフの刃先を相手側に向けると、挑発を意味し、大変失礼になりますのでご注意ください。

●スパゲティー
スパゲティーの食べ方は、基本的にはフォークのみで食べます。
スプンを立てて、フォークで巻いて食べている人もいますが、フォークだけで充分だと思います。但しスープスパゲティーのような場合は、フォークとスプンがセットされますので、最初フォークだけでスパゲティーを食べ、その後、スプンでスープを頂きます。

●パン
次にパンの食べ方ですが、これが意外にややこしいわけです。
基本は、パン皿の上で一口サイズにちぎって、左手で食べます。
バターは2人前・4人前が同じ器に入れられてくる場合と、個々に盛られる場合があります。
但し、どうしても、パンにはバターを付けなくてはならない決まりは有りません。店により、それなりの味付けがほどこされているので、一口そのまま食べて見て、必要と有ればバターを使用されればいいです。

バターナイフはその都度使用しますが、使わない時は、パン皿の上の位置に真横に置きます。この際、刃先は手前です。

よく、メインディシュのソースを、パンを付けて食べても良いのかと聞かれますが、イギリス式はNOですが、フランス式はOKです。私は、このような食べ方はあまりお勧めしておりません。

●スープ
スープも沢山の種類があります。濃いスープに澄んだスープ。ポタージュにコンソメ等ですね。夏時でしたら、ビシソワーズのように冷静のスープなども定番になっています。また、コールドコンソメも美味です。

ちなみに、スープのサービススタイルもまちまちです。
スーププレートの上にスープカップが置かれ、サービス係りの人が、スープチューリンに入れて、スープレードルで取り分けてくれるスタイルから、一人前ずつ、お皿に盛られて供されるスタイルがあります。

そして、食べ方は「フランス式」と「イギリス式」があります。
前者はスープ皿の横から中央に向けて運び、後者は手前から向こうに向けてスープをすくいます。いずれにせよ、音を立てないことがポイントです。

なお、取っ手の有る器でスープが出されたら、ある程度はスプンで食し、以後は器を持って頂いて下さい。必ず両手で持つようにして下さいね。

なお、スープは残り少なくなり、食べにくくなったら、それで終わればOKです。最後の一滴まで無理して頂く必要は有りません。サラダもしかりです。
この点が、一粒の米まで大切にする「MOTTAINAI文化」を有する日本とはことなります。
また、残り少なくなったスープを、パンでさらうのも、私はお勧めしていません。

次回はメインディシュの頂き方を予定しています。





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