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平松幹夫

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コラム

マナーうんちく話139≪贈り物の頂き方のマナー≫

贈答のマナー

2011年9月25日 / 2012年4月17日更新

【冠婚葬祭の知識とマナー17】 人柄や教養がにじみ出る、贈り物の頂き方のマナー

前回は贈り物の渡し方を「洋室編」「和室編」に分けて、それぞれ説明しましたが、今回はそれの受け方(いただきかた)の解説です。
格調高い和室編を中心にします。

●和室における贈り物の頂き方のマナー⇒「頂き方」
・贈り物を、差し出されたら、先ず両手をついてお辞儀をしてください。
・「頂きます」「ありがたく頂戴いたします」等と言って下さい。
・贈り物を両手で受け取ります。
・贈り物を自分の上座側に置き、お礼の言葉を述べて下さい。なお、この際、今まで何度も説明しましたが、贈り物を頂いた時に発する言葉は「すみません」ではなく、「ありがとうございます」です。くれぐれも注意して下さい。
ポイントは、差し出されたら、直ぐに受け取るのではなく、先ずお礼です。

●和室における贈り物の頂き方のマナー⇒「頂いた後」
・贈り物を頂いたら、床の間など一段高いところに一旦おいて下さい。
・部屋を出るタイミングで、その贈り物を持って出て下さい。
※かしこまった挨拶が必要な場合や、目上の人や上司等から頂いた時は、上記のような受け方がお勧めです。但し、贈り物を頂いた人が、仲の良い友人等でしたら、頂いた時点で早速中身を拝見し、喜びをその場で発信されても構いません。

●宅配便等で贈り物を頂いた時のマナー
「確かにいただきました」という報告も必要ですから、電話、あるいは礼状を出して下さい。お礼のポイントは「間髪いれず」です。電話にするか、礼状にするかは、相手との、間柄や、付き合いの程度にもよりますが、葉書、手紙もお勧めです。「もらいぱなし」は感心できません。


ところで、「お移り」という言葉をご存知でしょうか?
最近は、地域の人間関係がすっかり希薄になり、あまりこの言葉を耳にしたり口にしたりすることはなくなりましたが、「人と人との和」をとても大事にしてきた昔の人の、大変美しい心意気だと思います。

「お移り」とは、贈り物を頂いた時に、贈り物が入っていた容器に「懐紙」「半紙」「マッチ」等を入れて返すわけですが、その半紙やマッチのことをお移りと言います。勿論今は、半紙やマッチなどはあまり使わないのでその代わりのモノになりますが・・・。

例えば、仲の良いお隣さんの家でお目出度が有ったので、「赤飯」の「おすそ分け」を、器に盛った状態で頂いたとします。頂いた側は、後ほど、その器を返さなくてはいけないわけですが、その際、手ぶらで返すのではなく、クッキーなどを添えてお返しすることを、「お移り」と言います。
これには、「お隣で生じたお目出度いことが、どんどん広がって行きますように!」との願いを込める意味と、「私はあなたと今後とも仲良く付き合っていきたいです!」という意味、さらに「頂いた品を仏壇や神棚にお供えした、ご利益のおすそ分け」等という意味が有ります。半紙や懐紙をお返しするのは、「紙=神」と解釈して頂ければ結構です。

「お返し」「お移り」等は、今の時代にそぐわない、面倒、古臭い慣習等と思われるかもしれませんが、逆にこのようなしきたりや慣習を大事にしてきたからこそ、日本は世界に誇る文化や礼儀・作法を築くことが出来たのではないでしょうか?
それぞれの意味を正しく理解して頂けたら、「なるほど」と頷ける話しです。



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