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平松幹夫

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コラム

マナーうんちく話138≪贈り物を渡す時のマナー≫

贈答のマナー

2011年9月23日 / 2012年4月17日更新

【冠婚葬祭の知識とマナー16】 贈り物を差し上げる際のマナー

およそ、日本の文化において、贈り物を差し上げる時ほど細かな気遣いをすることはないと思います。私は長い間結婚式の仕事に就いていましたので、実に多くの「結納の儀式」のお世話をさせていただきましたが、結納時の贈り物の形は、その典型的な表れです。
今は昔に比較して、結婚披露宴は大変豪華になっていますが、結納の意義は残念ながら廃れてきているようです。本末転倒も甚だしいと感じておりますが、この件は後日詳しく触れていくとして、今回は贈り物を差し上げる際のマナーに触れてみます。


贈り物を差し上げる時には、心を込めることがなにより大切ですが、心を込めた表現の仕方も大切です。直接伺って贈り物を渡す時は、表書きが相手から見える向きにして、両手に持って渡すのが基本です。
渡すタイミングは、部屋に案内されて、正式な挨拶を交わした後になります。両手で渡す時に、お祝い事や喜び事の場合は、「この度は誠におめでとうございます。これは心ばかりのお祝いでございます。」等の言葉を添えて下さい。長寿祝いや入学祝いなどはさらに前向きな言葉にしてもいいです。

●洋室で渡す時
挨拶がすんだら、たったまま、風呂敷の包みを開き、品物をテーブルの上に置き、風呂敷をたたみ、椅子に置き、品物を両手で渡す。この時、風呂敷はテーブルには置かず、椅子に置くようにして下さい。紙袋だったら、紙袋から品物を取り出しで渡します。紙袋のまま渡さないでくださいね。もし紙袋も頂いてほしかったら、先に品物だけ渡して、「この紙袋はご覧の通りとても綺麗で、何かと便利ですので、よろしかったらどうぞ」等の言葉を添えて渡して下さい。

●和室で渡す時
挨拶がすんだら、まだ座布団に座らないで、風呂敷の包みをほどき、品物を前に置き、風呂敷をたたみます。大体ハンカチの大きさ程度がいいでしょう。次に、お祝いなどの言葉と共に、品物を両手で持ち、渡します。持ち上げる高さは相手により異なりますが、大体胸の高さ位がお勧めです。

ちなみに、格調高い贈り物を持参する時には、風呂敷に包んで持参されるのがお勧めです。理由は、「私は贈り物を汚れないように、丁寧に包んで持参しました」という心配りのためです。それほどこだわりが無い時には紙袋等でも構いません。
また、風呂敷にせよ、袋にせよ、ほこりがつきものです。従って渡す時には、風呂敷や袋からほどいて渡します。テーブルに置かずに椅子に置くのもその理由からです。

ところで、家紋の入った風呂敷を作られては如何でしょうか。何かと便利です。紫色の生絹ちりめん製がいいですね。慶弔いずれにも使用できます。大きさは70㎝から90㎝角がお勧めです。また45㎝角のものは「ふくさ」の代わりにも使用できます。包み方にも色々ありますが、文章だけでは表現しづらいので省略します。

最後になりましたが、贈り物をする際に、「つまらないモノですが・・・」という言い方をする時が有ります。これは、「贈る側(私)にとっては良いものでも、受け取る側(あなた)にとってはつまらないかもしれません」という意味です。日本人同士の謙虚な気持ちの表れでも、外国人には理解できない文化ですね。相手によりますが、あまりお勧めできません。
むしろ、「なぜこの品物を選んだか」、その明確な理由を述べた方が良いかもしれませんね。

しかし、「つまらないものですが・・・。」と言われて、品物を頂いたら、そのように解釈して下さいね。




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