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平松幹夫

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平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話699《ホワイトデーと贈り物のマナー》

2014年3月14日

テーマ:贈答のマナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

3月14日は「ホワイトデー」ですね。
日本の菓子業界が仕掛けた売り上げアップの巧みな戦略ですが、今ではすっかり定着し、バレンタインデーにチョコレート等を贈られたお返しに、何をプレゼントしょうか?と思い悩んでいる人も多いと思います。

ちなみに、「ホワイト」には「幸運が舞い込む」とか「縁起が良い」等と言う意味が含まれているようで、それにちなんで「ホワイトデー」と名付けた人はさすがですね。

ところで、殆どの人がホワイトデーに限らず、贈り物に関して何かと悩まれた経験がある人も多いと思います。加えてこれからは、卒業、入園・入学の季節でもあり、別れや出会いの季節でもあります。贈り物をしたり、されたりする機会が多くなってきます。

そこで、改めて贈り物のマナーに触れてみます。
参考にして頂ければ幸いです。

●贈る理由を明確に
何でもかんでも贈ればいいモノではありません。「贈る側」はこのプレゼントは何のために贈るのかと言うはっきりした理由が必要です。

一方、「贈られる側」は何のために贈られたのかと言う理由が解らない贈り物は基本的には受け取れません。

日本では慶事弔事の際に現金を祝儀袋や不祝儀袋に入れて送りますが、その際「結婚祝い」とか「入学祝い」、あるいは「お供え」等と表書きをキチンと書いて、送る理由をはっきりさせます。

また、贈り物をする時には、手紙を添えるのもお勧めです。
目上の人には白い便せんに白い封筒を使用しますが、不祝儀には二重封筒はお勧めできません。不幸が二重になる事を気にする人がいるからです。

加えて以前は、祝儀は濃く、不祝儀は薄くですが、不必要にこだわらなくてもいいと思います。

●贈り物には、贈るタイミングが大切です
バレンタインやホワイトデー、あるいはバースデーなどは贈り物をする日が決まっていますが、往往にしてお祝いや病気見舞いなどは渡すタイミングが大切です。タイミングがずれれば、せっかくの贈り物もぼやけてしまう恐れがあります。

最近は宅配等が増加していますが、送る場合は「いつ」「なにを」「なんのために」送ったのかを明確に書いた「送り状」を前もって送って下さい。
親しい間柄で有ればメールでも可能だと思いますが、目上の人の場合は手紙がお勧めです。

●奇数と偶数の関係
日本では奇数が格上の数字ですから慶事に利用しますが、語呂合わせや読み方による感情にも注意して下さい。
お祝いなら1、3、5がお勧めです。4や9は注意下さい。
また、日本では偶数でも8は末広がりで縁起のいい数字になります。

世界屈指の贈り物が好きな日本では、バレンタインデーやホワイトデーのプレゼントのように、義理や年中行事の一環としての贈り物もありますが、本来なら贈り物は相手との心と心の交流であり、良好なコミュニケーションを図るものです。

だから心を込める事が大切です。
くれぐれも、高額だからとかブランド品だからと言って、自己満足に陥らないでください。相手に対して負担を掛けるのも感心しません。

最後に、「おめでとう」「お世話になりました」「ありがとう」など、笑顔を添えた「言葉の贈り物」もお勧めです。

ホワイトデーのプレゼントに、定番のクッキーやキャンディーも良いかもしれませんが、茶菓や食事を共にし、相手の気持ちをしっかり聴いたり、「ありがとう」の感謝の言葉を贈るのもお勧めです。

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