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人間関係を豊かにする、物事の捉え方のトレーニング「老いへの恐怖とその変貌」 ~かつて老人は敬われていた時代があった~

人類の歴史というのはいつも一定で同じなのではなく
その時々の時代や時代背景によって
物事の捉え方や見え方は違うものです。

では皆さんは「老ける」ということに対して
どのような印象をお持ちでしょうか?

きっとあまり良い印象をお持ちではないかと思います。

現代は寿命が伸び、「人生100年時代」と言われるほどの長寿社会になりましたが
古い歴史や太古の昔における人類の寿命は今よりもずっと短く
人間が年老いるほど長くは生きていなかったでしょう。

そんな中で年老いる(老人になる)ということは
人々から敬われるほどの、敬意に値する存在だったわけですね。

それが現代ではどうでしょうか?
寿命はすっかり伸び、誰もが年老いることへの不安や恐怖を抱える時代になり
老人になって段々身体の自由がきかなくなると、厄介者扱いさえされるようになりました。

このように昔と現代では、「老ける」ということに対する捉え方が
全く違って捉えられていたわけです。

「老いる」ということ、そして「老ける」ということ。

「老ける」と聞くとどうしてもあまり良くない印象がありますが
「老いる」とは決して悲観することではないんですね。
何せかつては「老いる」ことに対する憧れがあったり、敬われる対象であったのですから。

長寿社会になった現代でも考えてみてください。
100歳以上を生き、健康で元気なご高齢者を見ると
それより若い世代のかたはやはり憧れや敬う気持ちが湧いてきませんか?

そこまでは思わなくても
感心することはあるかと思います。

ですから現代と昔では
「老いる」ということに対してこれだけの違いがあることがわかるのです。

つまり人の状態や物事の捉え方や見え方など
自分と同じような感覚で思っていると大きな勘違いをしてしまうということが
ここまでのお話でおわかりになったでしょうか?

他人は自分とは同じではない。

歴史のような違いではなくても
人の価値観に違いが生じるのは同じですから
何でも自分の基準に当てはめて他人の言動を捉えてしまわないように
私たちは人間関係にもっと慎重になり、気をつける必要があります。

自分と他人との違いを認め、多種多様な価値観や考え方を自分の基準で判断してしまわないように
まずは相手の話にじっくり耳を傾けてみる必要があるのではないでしょうか?

そうして人と関わっていくことで
互いに認め合え、許し合える人間関係を築いていけるのだと思います。

当ルームの心理カウンセリングで
あなたのお話をじっくりお聴かせください。

皆様それぞれの人生を尊重いたします。

この記事を書いたプロ

宮本章太郎

心理カウンセリングのプロ

宮本章太郎(京都カウンセリングラウンジ)

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