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コラム
夏型結露2⑪~新しい内部結露がどのような影響を与えるのかわからない
2022年4月12日
一番怖いのは、内部結露がどれぐらいの影響があるかわからないことです。
⑨に書いたように平成25年改正から現在までずっとこの基準で建てられていますから、これから記事のような家が増えることになります。
春から秋にかけて太平洋の高温多湿な空気による内部結露は今までなかったことです。1980年頃に起きた断熱材を厚くして起きた「北海道のナミダタケ事件」は冬の内部結露です。夏型結露は初めてだと思われますから、今まで日本の住宅になかった被害が出るかもしれません。高気密高断熱住宅がいままで建てられていないのですから、どんな影響が出るのか全くわからないのです。
いずれにせよ結露しないことを優先しないと、どんどん内部結露した家が増え、直す費用が掛かることになります。日本の「瑕疵保険制度」で保障されるのは雨漏りと構造躯体の関してだけで、結露は入っていません。自分で費用を出して直さないといけません。
次回は、『夏型結露2⑫~可変透湿気密シート使用の疑問』です。
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