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鈴木敏広

長く愛される住まい作りにこだわる一級建築士

鈴木敏広(すずきとしひろ) / 一級建築士

まちの大工さん 鈴木工務店

コラム

夏型結露2③~高温多湿な空気の影響

2022年1月25日

テーマ:結露

コラムカテゴリ:住宅・建物

前回の続きです。
防湿シートの内側に水滴が付いたということは、壁の中の水蒸気が外部側から室内側に移動したということになります(図の①)。

夏型結露2③

空気は暖かい方から冷たい方へ移動しますから、防湿シートの内壁側で露になっているということは外部側より室内は冷えていた、外部のほうが高温多湿と考えられます。6地域では、冬は低温少湿の空気ですから、外部の空気が高温多湿な季節は太平洋高気圧の影響を受ける夏と考えられます。

では水蒸気はどうのようにして入ってきたのか?
雨漏りの跡はないのですから、外壁の通気層を通って透湿防水シートを通り入ったと考えられます(図の②)。

外壁材の裏側には、冬の内部結露に備えて通気層があります。通気層は外部に開放しているため、夏の高温多湿な外気が通気層を通りエアコンで冷えた室内側に向かって移動し防湿シートで露となったと考えられます。

断熱材のグラスウールは絞れるほど水を含んだ状態ですから、時間をかけてかなりの量の水蒸気が入っていることになります。

次回は、『夏型結露2④~季節は4月ですが』です。


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