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コラム
リフォームの時代⑦ リフォームは昔からある仕事
2014年5月12日 公開 / 2014年7月4日更新
日本の100年以上の木造建築をリフォームしてきたのは誰か?大工をはじめとする職人達です(うちのつくり方14参照)つくっているのは職人ですから、直すのも職人しかいません。
1300年前に建てられた法隆寺が昭和になっても修理できるのは、大工をはじめ職人たちが技術を伝えてきたからです。住まいを直すことは職人や小さな工務店が延々としてきたことで新しい仕事ではないのです。
なぜ、日本では昔からリフォームできたか出来たか?その理由は木造建築のつくり方にあります。
日本の大工が作ってきた建築の木造軸組工法は、柱や梁などの構造材を組み、外装や内装をはる工法で建てられてきました。その構造材も木材ですから、法隆寺のように解体すれば修理、交換して元のように戻す事ができます。木を組み合わせて組み上げるため部材ごとに取り換えができる工法なのです。
実は民家も同じように全て解体せずに、部分ごとに解体して修理し使うことができます。法隆寺のようなお寺もどこでも建っている大工のつくってきた住宅も同じ工法でつくられているのです。木造軸組工法は骨組みと仕上げ材が分けてつくられているので、骨組みを傷めずリフォームできる工法なのです。
次回は『リフォームの時代⑧ 現場を知らないと設計もできない』です。
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