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鈴木敏広

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コラム

うちのつくり方13 ~余談~

うちのつくり方

2014年1月27日 / 2014年7月4日更新

余談~木造住宅は、学校では教えてくれない~

私は大学の建築学科で学びましたが、大学の授業に木造の講義は、一講義、本一冊でした。何百年も前から大工が家をつくり、木造住宅は日本で最も建っている建築物と思いますが、明治時代に今の学問がつくられてから今まで木造住宅という専門課目はありません。もちろん、工業高校や専門学校にもありません。明治から変わっていないのです。阪神大震災からEディフェンスなどの施設で実験が増え、学問として進んでいる程度です。
プレカット工場がない頃の設計士の方は、加工している大工の所へ来て、どんなふうに造っているか、納まりをどうすればいいか見にきました。今はそんなことはしない方がほとんどです。私の所のように加工しているところも少なくなったので、勉強するところがありません。CADで平面図、立面図などを描き、肝心な構造図(軸組み図)をプレカット工場に依頼、耐震計算をしない方もあるようです。②-1の「設計図だけではつくれない」に書いたように設計図だけでできないのですから、現場を見て勉強することはたくさんあるのです。
           う31
日本の資格が実績よりも、試験の合否によって与えられ、実際の仕事を見て与えられていないことに問題があると私は思います。外国では、家を建てる時に呼ばれるのは、家をもっともよく知っている大工ですが、日本では有資格者の設計士です。②-3「私の体験談~1日で全部決める~」に書いたように事務所で全て決めてしまい、現場の意見も聞かないでいいモノができるのでしょうか?実際につくっている人(職人)の考えることは設計している人と違うのです。ですから現場に足を運んで職人の意見、考えを聞かないといいモノはできないと私は思います。
最近のデザインを前面に出した家を見ていると、現場に行った事があるのか、実物を見て考えたことがあるのか?と疑問を持つ事例が多く、特に大きな吹き抜けのある家をみると、『日本は世界でも有数の地震国である事を忘れているのでは?』思っています。


次回は『その③-1 リフォームの時代』です。

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