- お電話での
お問い合わせ - 090-4573-1062
コラム
マナーうんちく話348≪マナー美人⑩「お洒落」≫
2012年10月2日
10月に入り、改めてネクタイを締めて出勤される方も多いのでは・・・。
クールビズとかウオームビズの言葉に押されて今ではあまり聞かなくなりましたが、10月は、もともと「衣替え」の季節です。
服装や小物や部屋のインテリアなどを変えて、上手に季節感のチェンジをされるのも気分が一新して良いですね。
さて、衣替えですが、もともと平安貴族の間で始まった習慣ですが、この時は年に2回着替えましたが、江戸時代の武家社会では、年に4回衣替えをしていたそうです。
礼儀・作法の価値観にせよ、身嗜みにせよ、当時の公務員(武士)は結構堅苦しかったようですね。今のスーパークールビズの恰好を見たらどのように思うでしょうか?
そして、明治になると、官公庁や銀行・商社など、制服着用のところで、6月と10月になり現在に至るようです。
また、衣替えの季節には、大切な衣類をカビや虫から守るために、天気の良い日を選んでお手入れするのもお勧めです。
マナーには、人へのマナーと、自然や神様・仏様へのマナー、さらに物へのマナーがありますが、上手に調和することが大切です。
ところで皆さんのクローゼットの中に「洋服ブラシ」は有りますか?
そして、クローゼットの中は綺麗に整理・整頓されていますか?
目に見える所、特にインテリアなどには細かい神経を使うけど、見えない場所、例えば引き出しとか箪笥の中は、意外におろそかになりがちです。
勿論クローゼットの中は、人に見てもらう場所ではないので、不必要に人目を気にすることはありません。
しかし、常にキチント服が収納されていたら、服を取りだしたり、コーディネートする時も楽になります。
また、衣類への思いやりになります。
しかし、収納が乱雑だと見た目にもだらしないし、着る時に余分な時間がかかります。衣類がシワになるし、痛む元にもなり、マナー精神に背きます。
ちなみに、日本の台所事情は世界一の物持ちだそうです。
和食・洋食・中華料理ができる調理器具や器や食材が揃っています。
食事の献立も多過ぎて、何にしようかと迷います。
贅沢この上ない台所ですが、整理・整頓は行き届いておりません。
衣類もそうです。
日本のファッションセンスは世界屈指ですし、四季を通じ非常に沢山の衣類を持っています。衣類があり過ぎて選ぶのに苦労します。
クローゼットの中も、冷蔵庫の中と同じで、ギュウギュウ詰めでは有りませんか?これでは機能しません。
10月の衣替えを機に、クローゼットの中を整理されるのもお勧めです。
そして、日常生活で身に付けたり、使用している物を大切にされることもお勧めです。
なぜなら、物を大切にすると、次に人への思いやりの心が湧いてきて、人間関係が良好になり、人生が好転するからです。
料理のプロは厨房をとても美しく使います。
お洒落も同じような事が言えるのではないでしょうか。
クローゼットの中を常に美しく保つ人、そして外出から帰り、着用した衣類をクローゼットに収納する時、ブラシをかけて丁寧に収納できる人は、本当のお洒落美人です。
関連するコラム
- マナーうんちく話604≪武士は食わねど高楊枝≫ 2013-10-08
- マナーうんちく話521≪お心肥し≫ 2013-04-12
- マナーうんちく話499≪習慣は第二の天性なり≫ 2013-03-07
- マナーうんちく話509≪「女しぐさ」と「男しぐさ」≫ 2013-03-23
- マナーうんちく話520≪電車内でお化粧するの、どう思う?≫ 2013-04-10
コラムのテーマ一覧
カテゴリから記事を探す
平松幹夫プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
お問い合わせはお気軽にどうぞ
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。