マイベストプロ岡山
平松幹夫

講演会で大活躍!マナーと生きがいづくりのプロ

平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話122≪マナーの基礎は家庭から≫

2011年8月21日 公開 / 2012年4月18日更新

テーマ:日常生活におけるマナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

社会生活の最小単位である、家庭生活を円滑に営むには、家族一人ひとりが相手を尊重して生活することが大切です。さらに最低限、守るべき決め事も必要です。いわゆる家庭内のマナーです。それが学校や職場等の、家庭外の社会に通じる基本的なマナーなのです。

○親子の間で、なぜマナーが必要なの?
親子の間でもマナーが必要な理由は、例え家族であっても、互いに思いやりの心を寄せあい、感謝しあい、認め合い、尊重し合うことがとても重要だからです。例えお母さんだからと言って、挨拶しなくていいとか、ありがとうと言わなくてもいい、という理屈は成り立ちません。親子の間だからこそ、おはよう、ありがとう、ご馳走様の言葉は大切にされるべきです。子どもはそのような環境の中で、互いの気持ちを伝えあったり、感謝し合ったり、尊重し合ったりすることを学習していきます。
また、家族間で隠し事はない方がいいです。しかし互いの「プライバシー」は守らなくてはいけません。家庭でも、自分以外の部屋に入る時にはノックも必要です。

○家族とコミュニケーション
子どもは家庭内において、祖父母、父母、兄弟等を通じ、他者とのコミュニケーションを身につけます。家庭内における夫婦仲、親子中がどのようであったかが、やがて子どもが成長し、社会に巣立つ時に、他者とどのような人間関係を築けるかに大きく影響されます。

学校に招かれてマナーの話をする時に、常に生徒や学生に、「家庭で挨拶をするか否か」「家族で共に食卓を囲むか否か」と言うことを尋ねます。
結果は、私が尋ねた限りでは大変お粗末なものです。
また、就職の面接指導に伺った時もしかりです。コミュニケーション能力に欠ける生徒が目立ちます。改めて、家族間における会話の必要性を感じます。
家族間におけるコミュニケーションは、子どもの人間形成の最重要事項としてとらえるべきです。食卓の在り方を含め再認識していただきたいものです。

○家庭でぜひ実行して頂きたい挨拶の言葉
「お早う」「こんにちは」「こんばんは」「いってきます」「いってらっしゃい」「帰りました(ただいま)」「お帰りなさい」「いただきます」「ごちそうさま」「さようなら」「ありがとう」
さらに、マナーうんちく話120でお話しした「ハイ!」という返事を、親は家庭で子供にきちんと教えて下さい。これらが家庭で習慣づけば、子どもは、外に出た時に大きな効果を発揮します。仕事、恋愛等にも効果てき面です。

ちなみに、「すみません」の言葉を、日常生活においてよく耳にしたり口にしたりしますが、この言葉は、とても便利の良い言葉で、応用範囲も広いようですが、もともとは「謝っても、謝っても、済むことではない」というお詫びの言葉です。出来る限り「ありがとう」「御免なさい」「申し訳ございません」「恐れ入ります」等のように、具体的な言葉を小さい時から、子どもに示して下さい。


最近、マナーの本は氾濫する位出版されています。其のほとんどが、学生が就職する時のために、また新入社員のために書かれた本が多いようで、しかも形式張ったものが目立ちます。しかし、マナーは本来、本で覚えるより、小さい時から親が子供に手本を示すべきです。さらにマナーは「形より、心ありき」です。
なぜこうなるのか?その合理的な理由を、きちんと教えていただきたいものです。

ナポレオンは、「子どもの運命は、常にその子の母親に委ねられる」と言っています。
学校時代は、「マナーの良い・悪い」の差は偏差値ほど出ません。しかしその子が成長し、就職する時・就職した時・結婚する時等は、家庭でよいマナーを身につけた子どもと、そうでない子どもの差は歴然です。「幸せ度」の視点で見れば偏差値を大きく上廻ります。

さらにチャプリンは、「私たちがみんなで、小さい礼儀作法に気おつけたなら、この人生はもっと暮らしやすくなる」と言っています。それぞれの親が、それぞれの子供に素敵なマナーを躾けたら、素晴らしい社会になります。
節電も必要なのでしょうが、物事の本質を間違えないようにしたいものです。

町内会、婦人会、PTA、学校、公民館、各種サークル等で、マナーの学習会等を積極的に企画されては如何でしょうか?
気軽にお声をかけていただければ、出来る限り協力させていただきます。





この記事を書いたプロ

平松幹夫

講演会で大活躍!マナーと生きがいづくりのプロ

平松幹夫(人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾)

Share

関連するコラム

平松幹夫プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
090-4573-1062

 

お問い合わせはお気軽にどうぞ

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

担当平松幹夫(ひらまつみきお)

地図・アクセス

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ岡山
  3. 岡山のスクール・習い事
  4. 岡山のカルチャースクール
  5. 平松幹夫
  6. コラム一覧
  7. マナーうんちく話122≪マナーの基礎は家庭から≫

© My Best Pro