股関節の場所、ご存知でしょうか?正しく股関節を使って歩く方法
こんにちは、GENRYUです(^^)
今回は、「股関節痛」をはじめとする「関節痛」を緩和する上で大切な豆知識。
こちらをお伝えしていきます。
「股関節痛」をはじめとするいわゆる「関節痛」でお困りの方、
とても多いと思います。
それを惹起する病名は「変形性関節症」です。
「変形性関節症」とは、加齢とともに悪化する
慢性変性筋骨格系疾患で、関節構成要素の
病的変化により定義されています。
簡単にいうと、関節の構造が変化していくわけです。
そして痛みが出た関節については、
安静にしてください...
無理せず使ってください...
という指導が行われてきたと思います。
今回、ぜひ覚えて頂きたいのは、
「ルブリシン」と「イリシン」という存在です。
おそらく初めて聞く方ばかりだと思いますが、
これらは最新の研究で、
軟骨のホメオスタシス(恒常性)に
影響を与えていることが証明されました。
わかりやすくいうと、
関節の軟骨を守るために、
「ルブリシン」と「イリシン」が大切な役割を
果たしていますよってことです。
今回はまず、「ルブリシン」の働きを
しっかりおさえていきましょう。
「ルブリシン」とは、軟骨の潤滑と完全性の重要な構成要素で
滑膜関節から放出される表面活性のあるムチン性糖タンパク質です。
そして健康な関節では、ルブリシン分子は軟骨表面を覆い、
関節の境界を潤滑にし、タンパク質や細胞の付着を抑制しているといわれています。
これも簡単に説明すると、
「ルブリシン」という物質が放出されると、
関節の動きが良くなって動きやすくなりますよってことです。
さらにもう一つ踏み込むと、
軟骨保護に関する研究では、
「ルビリシン」の放出量は
関節の動きに応じて増加し、
軟骨細胞の潤滑油の産生を高め、
関節表面の潤滑性を向上させたという
論文での報告があがっています。
これも噛み砕くと、
関節をしっかり動かした方が、
「ルビリシン」の放出量がアップし、
関節の滑りがよくなりますよってことです。
これは臨床上、以前から感覚で感じていましたが、
実際に論文で出てくると、この「ルビリシン」の働き
だったのかと納得がいきました(๑•̀ㅂ•́)و✧
次回は「イリシン」の効果、効能を一緒にみていきましょう!!
それではまた、次回のコラムでお会いしましょう(*^^*)