たるみのない「キレイな背中」を作るエクササイズ
こんにちは、GENRYUです(^^)
今回は、人体で超大切な筋肉「腸腰筋」を深堀りしてみようと思います。
最近、テレビや雑誌等で少しずつ登場しているので、ちょっとずつ浸透してきている
と思っている「腸腰筋」。
これは、腰椎から股関節の小転子についてくる大腰筋と
骨盤の前面〜同じく股関節の小転子についてくる腸骨筋とが合わさった呼び名です。
この筋肉がメッチャ大切なんです。
なぜ、筋肉が大切かというと、この3つの機能があるからです。
・股関節を屈曲(曲げる)ながら、骨盤を前傾(前に倒す)(股関節をスムーズに動かす)
・腰椎の安定性を高める(腰痛予防)
・股関節の安定性を前方から高める(骨頭を関節面に引きつけておく)
これがメインの働きです。
そしてこの筋肉が唯一、体幹と股関節をつなぐ筋肉なんです。
つまり、体幹と下肢(脚)を連動させて動かそうとした場合、
この「腸腰筋」が働かないと体幹と下肢は連動せずに、
まるで丸太のようにつながって動いてしまいます。
僕ら理学療法士は、常に患者様だけでなく、道行く方々の歩行を何気なくみていますが、
この体幹と下肢が分離して動いている方は、圧倒的に少ない状態です。
つまり、体幹と下肢が一緒に動いているため、負荷は股関節と腰に集中してしまうため、
腰疾患(腰痛、ヘルニア、坐骨神経痛、腰部脊柱管狭窄症)などを罹患したり、
股関節疾患(変形性股関節症、関節唇損傷)などを罹患してしまいます。
ですからこれを改善&予防するためには、どうしても「腸腰筋」を
キッチリ働かせる必要があります。
そこで今回は、簡単な「腸腰筋」の働かせ方をご紹介させて頂きます。
まず、仰向けで寝て頂きます。
その状態で両脚を曲げていき、股関節と膝関節を90°曲げた姿勢を作ります。
その状態で5秒キープし、また元の状態に戻します。
まずこれを10セット実践してみてください。(きつい方は5セットでもOKです。)
この時の注意点は、腰を反ったり丸くしないようにしてください。
こうして頂けると、「腸腰筋」がしっかり働いてくれます。
これを強化していくことで、体幹と下肢の分離が進み、
負荷が腰と股関節に集中しなくなります。
ぜひ、実践してみてください(๑•̀ㅂ•́)و✧
それではまた、次回のコラムでお会いしましょう(*^^*)