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鈴木敏広

長く愛される住まい作りにこだわる一級建築士

鈴木敏広(すずきとしひろ) / 一級建築士

まちの大工さん 鈴木工務店

コラム

高断熱の前に結露対策②~現場で外壁業者との会話その2

2021年2月23日

テーマ:結露

コラムカテゴリ:住宅・建物

前回の続きです。
私 「もしも、君(業者A)の言うように外部から影響で外壁の水分が乾かないためにカビが生えたのなら、柱の部分も関係なく同じようにカビが生えるはずです。」
続けて手振りを交えて
「風通しが悪くて、外壁材が吸湿してなかなか乾かないために起きているとして、たとえば北壁の東側からカビているのなら、東側が濃く、西に向かって徐々に薄くなっていくようになるはず、ところがそうではない。北面の西側も東側も関係なく同じように窓の両側の柱の位置がわかる、ということは外部の影響ではなく内部が影響していることになる。」
業者A「なるほど…。」
断熱より結露対策②

そう言って、初めの家をよく見ました。等間隔に緑になっていない部分、柱の位置がわかりました。築年数が浅いのかまだ色が薄く、よく見ないとわかりませんが、同じように柱の位置はわかりました。

私 「人の家なので近づいて見ることはできないので、カビがどのように生えているのか分かりませんが、おそらく中からの影響と思います。」
業者A「中のカビが外に見えているということですか?」
私 「サイディングが内側(通気層側)から水蒸気を吸収してカビが生えていると思う。なぜそう考えるかというと、北から雨が降ることはあるし、軒が出ていても雨は下の方(2階建てなら1階の壁の下の方)には当たり薄くなるはずです。ところがそうはなっていない、むしろ下の方が色は濃い。ということは、雨が当たるか当たらないかは関係ないことになる。」
業者A「確かに…。」

このコラムは、最近①の図に書いたような外壁の現象のナゾについて書いていきます。ただし、私は専門の学者でもなく、このような外壁の修理をしたこともありません。あくまでこういう理由ではないかという推論です。間違っているかもしれないことを了承して読んでください。

次回は、『高断熱の前に結露対策③~共通事項』です。


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