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コラム
解雇が有効と認められるのは大変なこと
2017年11月17日 公開 / 2020年11月27日更新
能力不足の解雇が有効と認められるためにはとても
ハードルが高く、通常であればできる
限り、私自身は違う方法で進めたいところですが
そういうわけにもいかないという時もあります。
数年にわたってなんとかしたいと思っている
超問題社員を抱えている会社も結構あって、担当者や
周囲の人がストレスを抱えてしまい限界まで
きてしまう人もいます。
少し前にやっとひとつ片付いだと思っても
あと3つくらいは案件があるかなとふと考えて
みました。
偶然本人が退職してしまうといういいことも1割くらい
ありますが、まあ基本的にはないです。
会社は、このような問題社員をそのままに
しておくと周囲のほうが会社の対応に不満を
もち、信頼関係が崩れ、関係が悪くなることもあります。
そうなると目的を明確にして戦略的に取り組まなければ
なりませんので、いろいろな人の協力が必要になります。
とにかく証拠の積み重ね技。記録と事実関係、
指導し改善しようと何度も試みたことが大事になる。
それでも仕事に取り組む態度も変わらず
駄目なところを何とかしようと努力する
気配もないとなるともうお手上げです。
そのような指導履歴を残し、業務命令とか
にも従わないというのも立派な材料になる
ので積み重ねていくしかありません。
諦めたり、放置したり、怒鳴ったりしたり
してはいけません。怒鳴るといいことはありません。
パワハラと騒がれてしまうこともあります。
多くの案件は長期戦になるので淡々と、そして
落ち着いて、相手の対応を見ながらになります。
感情的にならず、攻撃的にもならず、
上手に接して、結果的に解雇通告しなくても
済むようであればそれが一番です。
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