譴責とは 意味、読み方 懲戒処分の1つ 始末書 提出 拒否 する社員もいる?
デートを優先して残業命令を無視した部下を処分できる?
今回はある会社の上司が部下に接する際に気になっているとの
ことで、わかりやすくシンプルにまとめたいと思います。
36協定が締結されていて、就業規則に残業をさせることが
書いてある場合、会社は残業を命じることができます。
大事な用事があるといって上司の命令を無視し残業を拒否して
帰ってしまった場合には、 残業命令に従わないと、それは業務
命令違反となりますから、就業規則に則り会社が
処分をすることも可能です。
一方で会社はある程度従業員の私生活には配慮すべきと
いうこともあり、大事な用事のときくらいは調整してあげる
べきという考え方もあります。
その残業が緊急性が高く、重要なものなら
それをわかっていたうえで残業命令を無視したとなると
それは、懲戒処分や場合によっては解雇もあり得ます。
たった1回の残業命令を無視したからといっていきなり懲戒解雇をするのは
現実的にはあり得ませんし、厳し過ぎるので無効になってしまいます。
そこで、命令違反に対しては、やはりステップを踏んでという大原則にしたがい
口頭での厳重注意や譴責等の懲戒処分も含めて、次にそれが改善されるよう
会社としても具体的に努力を続けて証拠を積み重ねておくことがいざというときに
会社に有利にはたらきます。
最終的には、指導しても改善されず、会社の業務命令に従うことが
できず、デートや遊びのほうを優先するということだと解雇することに
なっても仕方がありません。
会社としても大事な仕事を放り出して業務命令を無視した結果、
仕事を放置して帰ったことが、結果的に得意先とのトラブルになり
取引中止になるかもしれないという可能性があり、それがどれだけ
まずい状況なのかということを部下には理解させるべきです。
無意識のうちに忘れたというわけではなく、その結果どうなるかをある程度
想定することができるのに残業命令を無視して帰ったというその行動は
社会人としては不適格といえます。
もちろんデートも大事なのはわかりますが、そういうことなら残業が一切ない
会社に転職するということも検討してもらったほうがお互いにとっても
いいのかもしれません。
もちろん大前提として会社は、残業にならないよう、そして上司がフォローして
何とか対応できるような体制にしておくことも大切で結局のところ段取りが
重要になるのだと思いますが、それでも緊急で残業しないといけないということも
結構あります。
残業とデートでどちらを優先するかというアンケートは、よく取り上げられる
わけですが、時代の変化を象徴しているのでその傾向だけはつかんで
おくのがよいといえます。
参考 日本生産性本部の新入社員へのアンケート
●「デートか残業か」では「残業」(80.8%)「デート」(19.0%)と、プライベートな
生活より仕事を優先する傾向だが、ここ数年は「デート派」が増加している
正社員募集中 まずは、応募については下記よりご覧ください。
http://mbp-japan.com/tokyo/iwave/job/51/