ツイッターで仕事の愚痴　匿名なのに降格処分は、問題ない？

2015年6月21日

テーマ：懲戒処分・減給・出勤停止

コラムカテゴリ：ビジネス

ツイッターで会社の愚痴を書いていた社員を「降格」してしまった
のですが、本人から違法ではないかと苦情が人事部に
きていますが、問題あったのでしょうか。

内容はともかくとして、降格は行き過ぎた処分とみなされる
可能性が高いでしょう。

会社の名前も個人の名前を書いていない中で、読む人が読めば
わかるというレベルでは処分自体が無効となります。

実際に企業秩序違反に該当するとまではいかないのいえます。

労働契約法では、懲戒処分が客観的に合理的でないとか、社会通念上相当
でなければ、その処分は無効となりますので、早めに撤回してしまうのが
よいでしょう。

会社として、SNSの利用などに関するルールを規定するのがいいと
思いますが、行き過ぎた私生活への干渉は、問題となりますので
ご注意ください。

そもそも会社の愚痴なんて、従業員にとって普通のこと、それゆえ
匿名でツイッターでつぶやいたとしても企業が損害を被ったといえるには
かなりひどい内容、または虚偽の内容で悪意をもって行う
嫌がらせのようなものをでなければなりません。

企業は懲戒権を濫用することは違法ですので
ワンマン社長がたまに、ちょっと気に入らない部下の
言動があったからといって、一方的に降格させて、
給与が１０万円も下げるようなことは決してできない
わけです。

従業員側もだからといって匿名だから何でもありと
いうわけではありませんので誤解されませんように
お願いいたします。

最後にアイドルだけではないよ　ここにも崖っぷちが・・・・。
崖っぷちの気持ち、ほんとうによくわかります。

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