退職理由に関する調査結果  退職要因は「キャリア」が一番

庄司英尚

庄司英尚

テーマ:退職・解雇

株式会社ヴォーカーズが行った
 「退職理由に関する調査レポート(第2弾)」(約4万件の退職者クチコミ
  を分析)からの資料になります。
http://vorkers.jp/hatarakigai/vol_8

  退職理由の6大要因(キャリア、待遇、ワークライフバランス、会社都合、
  人間関係・社風、ハードワーク)のうち、全体で1番出現率が高かった要因
  は、何だかわかりますか?

  待遇じゃないかなと思いがちですが、キャリアという答えが一番だそうです。

  なおもっとも多かった退職要因は、「キャリア」で出現率38.38%。
  次いで、「待遇」(16.18%)、「ワークライフバランス」(15.18%)と
  なっています。
  
  また男女別で要因を比較すると、「ハードワーク」が約5倍、
  「ワークライフバランス」「人間関係・社風」が約2倍、
  女性の方が出現率が高い結果でした。

  実際に人間関係や社風で退職するという女性も多く、会社としては
  気付いていてもどうしようもなかったということもあります。

  先日もある会社の長期に勤務している人が辞めたという話を
  聞いて、原因などを聞いていると、やはり社内に問題がありそうで
  こういったことを改善できない会社では、いつまでたってもまた同じことを
  繰り返してしまうだけです。

  もし人間関係や社風などが悪くても、そういって退職する人は
  いません。退職理由などは後付のことがほとんどです。
  円満に退職しているようで、実はぐちゃぐちゃしていることも結構あります。  

  また意外にも知らないところで上司だけがやんわりと退職勧奨をしていて、辞めさせる
  方向にもっていっているということも、ずっとあとになって本人からの告白で人事がわかったり
  することがありますが、上司の誤った判断で勝手な行動は会社が提訴されてしまうこともあるので
  管理職教育のほうもしっかりする必要があります。

  しつこいネチネチとした退職勧奨(女性上司からも多いです)は、モラルハラスメント
  のことも多く、企業は何かあれば大きな事件にまで発展する可能性があること
  を理解しておかなければなりません。

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庄司英尚
専門家

庄司英尚(社会保険労務士)

株式会社アイウェーブ(アイウェーブ社労士事務所 併設)

プロフェッショナル集団として学び続け、サービス業であるということを忘れず、何事にも全力で取り組みお客様の悩みを解決し、最終的には業績アップに貢献できるよう日々努力します。

庄司英尚プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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