自分に関係ないと思っていてもトラブルに巻き込まれることはある
毎日新聞によると、日本語ワープロに不可欠な仮名と漢字の変換技術を発明したのに正当な対価が支払われていないとして、東芝元社員の天野真家・湘南工科大教授(63)が同社に約3億2600万円の支払いを求めた訴訟の判決で、東京地裁は8日、約643万円の支払いを命じました。
大鷹一郎裁判長は対象の発明2件中1件を「原告の単独発明」と認めましたが支払額は、上記のとおりとなりました。
発明対価といえば、中村修二さんの青色発光ダイオード(LED)の発明対価を巡る訴訟が有名です。最終的に和解して遅延損害金をいれても約8億4400万円を支払うことで終わっています。
一時期東京地方裁判所では相当の対価として604億3006万円を認定,このうち原告の中村氏側が一時請求していた200億円の支払いを日亜化学工業側に命じていることもあり、そのころから国民も企業側も意識はかなり高くなり、その対応も注目されていたところでありました。
このような発明対価をめぐる訴訟は数多くありますが、今回の東芝の訴訟も結果的に金額こそ小さいですが、大変意味のあるであったのではないかと思います。
技術などについて詳しくないことや企業側を支援していることも多い私としては、冷静な気持ちでこのような判決内容だけを読みますが、今後の流れがどのようになるかについてはおさえておきたいと思っています。
そして最後に優秀な技術者が海外にどんどん流れないように、日本企業も何とか発明対価について考え方を変えていく必要があるのではないかと私も思っています。
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株式会社アイウェーブ
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