中小企業の就業規則 休職の期間には要注意
会社の売却をする場合、または譲り受ける場合には、
お互いとても慎重になって、いろいろな面を調査する
わけですが、どうしても人事労務のデューデリ
ジェンスをおろそかにするケースがあります。
実際に会社を買収したもののふたを開けたら、
人的問題が山積みなどということもよくあります。
社会保険の加入漏れ、未払い残業代の負債あり
メンタル不調の休職者増加、高い離職率、名ばかり
管理職の問題、水面下の個別労働紛争などあげ
たらキリがありません。
経営上に大きな影響を与え、企業存続にも影響
する人事労務周りは、実はものすごく重要なのです。
こういった状況を改善するためには、売る側は
定期的な労務監査をして、付加価値を高めること
、買う側としてはきちんと定期的に労務監査が
行われているか確認することが大事です。
それから就業規則や諸規程のチェックは、M&Aには
欠かすことができません。
弊社もこれまでいくつかのM&A案件に関わってきて
いろいろ学ぶことがありました。現在関わっている
外資系の複数の案件はいずれも、会社を購入するこ
とを決定したあとに、いろいろ交渉を重ねて長期的
に決めていくという形になっています。
定期的な労務監査がされているかどうか?そしてその
内容がどうだったのか? それが致命的な問題を含
んでいるのか?今までやっていなければ、今実際に
行うとどうなるのかなどいろいろ検討することが
あるかと思いますのでそのときは、弊社までご相談
いただければと思います。