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平松幹夫

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平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

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コラム

マナーうんちく話1872《繁栄の陰に悲劇があったことを改めて思い浮かべたい終戦記念日》

2019年8月14日

テーマ:マナーの心得

コラムカテゴリ:スクール・習い事

コラムキーワード: テーブルマナー

現在地球上に190余り存在する国の中で、70年以上戦争に無縁の国はいくらくらいあるのでしょうか?

詳しいことは解りませんが、恐らく10か国以下ではないでしょうか?
アジア地域ではブータンと日本だけだといわれています。

世界に誇ることだと思いますが、日本は、もともと平安時代は400年以上、江戸時代は250年以上一つの政権が続いた国です。

そして1945年(昭和20年)に終戦を迎えて以来74年間、戦争に無縁のまさに平和国家です。

今の日本では戦後生まれの人が8割以上ですから、約12650万人の人口の内、1億人くらいの人は戦争を知らない人です。
素晴らしいことだと思います。

8月15日は「終戦記念日」です。
日本は昭和20年8月15日に無条件降伏し、第2次世界大戦が終結したわけですが、戦争を知らない世代のために、戦争の経験と平和の意義を伝えるために、「戦没者を追悼し、平和を祈念する日」になったわけです。

ちなみに8月6日は広島に、そして8月9日に長崎に原爆が投下された日です。

だから8月は「平和」について改めてみんなで考えたいものですね・・・。

戦争や原爆投下を記念館や教科書だけの話にしないで、私たちが次世代に正しく語り伝えなくてはいけません。

日本の水は世界屈指の美味しくて、きれいだといわれています。
水道の蛇口をひねれば何の不安もなく、安全でおいしい水が飲める、世界でも数少ない国です。
また世界中の人が羨ましがる豊かな四季に恵まれた、平和な国です。

だから戦争を知らない約1億人の人は、美味しい水と平和は当たり前だと思われている方も多いと思いますが、戦争を否定し、平和を愛する心だけでは失ってはいけないと思います。

加えて世界唯一の被爆国として、原爆の悲惨さを世界に発信しなくてはいけないでしょう。
これは日本人に課せられた宿命だと思うのですが・・・。

もともと日本は世界に誇る礼節の国です。
自分の事より常に他者に配慮してきました。

この事は冠婚葬祭に関する礼儀作法や、和食のテーブルマナーにも明確に表現されています。

ちなみに和の礼儀作法の根源を成すものは他者に対する《思いやり》です。

また戦国時代には多くの戦があったわけですが、当時の武士は戦う前には「我こそは・・・」と言って必ず名前を名乗ります。

鉄砲が日本に伝来した時にも「飛び道具は卑怯」と言って、位の高いサムライは鉄砲を使わなかったとか・・・。

このような遺伝子を有した国が、明治以降石油資源を求め不幸な戦争に走るわけですが、現地で戦った多くの人は、祖国の繁栄や愛する家族を守るために尊い命を懸けられたわけです。

今の日本の繁栄は、そんな多くの方々の血と涙の結晶だと思います。

だったら終戦記念日くらい、多くの人が命を懸けて繋いでくださった日本において、現在の豊かさを真摯に喜び、その礎を築いて下さった方々に感謝することが何より大切だと考えます。

さらに欲を言えば古来自然と共生し、和する心を大切にしてきた先人に思いをはせるとともに、世界に誇る素晴らしい精神文化を次世代に伝えるとともに、国際社会に発信できればと思うわけです。

オリンピックを控え多くの外国人が日本を訪れます。
競技場のすばらしさ、食事の豊かさ、風光明媚な観光資源に喜んで頂くだけではなく、自然と平和をこよなく愛し、追及してきた日本人の思いを理解してほしいものですね。

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