立ち上がる時の腰痛解消法:理学療法士が教える「大殿筋」ケアの秘訣
こんにちは、GENRYUです(^^)
今回は、「腰痛対策にはこれ!」腰の深部の筋肉を効果的に伸ばすストレッチ。
こちらの方法をご紹介していきます。
腰痛対策でストレッチポールやマッサージ、体操、
ストレッチをされている方、とても多いと思います。
これらの対策を行っても、中々腰痛が改善しない...
このお悩みをお持ちの方、多いのではないでしょうか?
今回、スポットを当てていたきたいのが、「脊柱起立筋」です。
「脊柱起立筋」は、大きく3つの筋束に分類され、
それぞれがさらに複数の筋肉で構成されています。
1. 棘筋(きょくきん):最内側の筋束
- 頭棘筋(とうきょくきん)
- 頸棘筋(けいきょくきん)
- 胸棘筋(きょうきょくきん)
- 腰棘筋(ようきょくきん)
2. 最長筋(さいちょうきん):中間の筋束
- 頭最長筋(とうさいちょうきん)
- 頸最長筋(けいさいちょうきん)
- 胸最長筋(きょうさいちょうきん)
- 腰最長筋を含む場合もある
3. 腸肋筋(ちょうろっきん):外側の筋束
- 頸腸肋筋(けいちょうろっきん)
- 胸腸肋筋(きょうちょうろっきん)
- 腰腸肋筋(ようちょうろっきん)
それぞれの特徴は、
1. 棘筋の特徴
- 脊柱の最も内側に位置する
- 主に脊椎の棘突起間を結ぶ
- 背骨の伸展と回旋に関与
2. 最長筋の特徴
- 3つの筋束の中で最も長い
- 横突起と肋骨を結ぶ
- 脊柱の伸展と側屈に重要な役割を果たす
3. 腸肋筋の特徴
- 最も外側に位置する
- 肋骨と脊椎を結ぶ
- 呼吸運動にも関与
これらの筋肉は以下の特徴を共有しています:
- すべて深背筋に属する
- 脊柱の安定性と可動性に関与
- 姿勢保持に重要な役割を果たす
- 協調して働くことで効果的な体幹運動を可能にする
これらの筋肉は、解剖学的には個別の筋肉として区別されますが、
機能的には協調して働き、以下のような動きを可能にします:
- 脊柱の伸展
- 側屈
- 回旋
- 姿勢の維持
- 体幹の安定化
腰痛が中々改善されない方は、
この「脊柱起立筋」をしっかり伸ばせていない方がとても多いです。
それは、日常生活だけではほとんどここを伸ばす動作がないことと、
意識して動かさないと、すべての筋肉を伸ばすことが出来ないため、
ここが固まっている方がほとんどです。
今回、その具体的なストレッチをご紹介しますので、
一緒にやっていきましょう。
ストレッチは座った姿勢で行います。
「脊柱起立筋ストレッチ」
(右側の脊柱起立筋を伸ばす場合)
1.脊椎屈曲(背骨を曲げる)
2.脊椎の側方屈曲(背骨を左に曲げる)
3.脊椎の反対方向に回旋(背骨を左にねじる)
4.骨盤の後傾(骨盤を後ろに倒す)
5.反対側の骨盤の側方傾斜(左側のお尻を少し浮かせる)
6.痛気持ち良いところで止めて、30秒キープ
7.これを3セット行う
8.左側の脊柱起立筋ストレッチはこの手順と逆で行う
このストレッチを行って頂けると、
普段、伸びなかった「脊柱起立筋」に刺激を入れることが出来、
その結果、血流が改善することで
腰痛が改善していきますので、
ぜひ、仕事のスキマ時間や空き時間に実践されてみてくださいね(๑•̀ㅁ•́๑)✧
それではまた、次回のコラムでお会いしましょう(*^^*)