「痛みがある場所」だけに「痛みの原因」があるわけじゃない!!この視点が大事。
こんな時代だから「養生訓」(貝原益軒)の大切さ
今日は学びのシェアです!!
最近、健康について調べていくうちに「養生訓」という本に出会いました。
「養生訓」は、江戸時代前期から中期にかけての儒学者である
貝原益軒(かいばら えきけん)さんが1713年に著した健康書です。
この書物は、日本で最も広く、長く読み継がれてきた健康書の古典として知られています。
この中に「元気の保存」の方法が記載されてありました。
この内容を引用させて頂きます!
「養生の道は元気を保存するのが根本である。元気を保存する道は二つある。
まず元気を害するものをとり去る。
もう一つは元気を養うことである。
元気を害するものは内欲と外邪とである。
元気を害するものをとり去ってしまったら、飲食・立ち居振舞いに
用心して、元気を養うことである。
ちょうど田を作るものである。まず苗を害する雑草をとり去って後、
苗に水をそそいで肥料をやって養う。
養生もこれとおなじである。
まず害をとり去って後、よく養うことである。
たとえばアクをとり去って善を行うようにするのである。
気をそこなうことなく、養うことを多くする。
これが養生の大事な点である。
努力して実行するがいい。」
ここで出てくる「内欲」とは、
飲食の欲、好色の欲、睡眠の欲、言語をほしいままにするという欲と、
喜・怒・憂・思・悲・恐・驚の七情の欲をいうそうです。
また、「外邪」とは、漢方医学において、風邪や感染症などの病気や不調の原因となる、
体外から侵入する病邪を指し、
気候の変化や季節による影響を受けやすいもので、
中国医学では「六淫」と呼ばれています。
六淫とは、風・寒・湿・暑・燥・熱の6つの邪気を指し、
皮膚や鼻、口などを通じて体内に侵入します。
まず、これら元気を害するものは
すぐに取り除く必要がありますよね!
これらは江戸時代から絶えることなく続いている「健康法」なので、
現代社会だからこそ、守る必要がある考え方だと
あらためて気付かされました!
とても参考になる考え方ですので、
シェアさせて頂きました(๑•̀ㅁ•́๑)✧
それではまた、次回のコラムでお会いしましょう(*^^*)