マイベストプロ京都
井上博文

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文(いのうえひろふみ) / 塾講師

株式会社コムニタス

コラム

男子リレー銀メダル

2016年8月21日

テーマ:雑感

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

単に個人的にうれしかったから書いていますが、男子4×100リレーが、銀メダルを取りました。陸上競技を知っている人にとって、それがどれほど難しいことか・・ただ、今回は史上最強メンバーと言われていましたので、メダルの期待はありました。2008年の北京オリンピックでも銅メダルを獲得した種目でしたし、日本チームはやってくれそうな予感もありました。しかし、北京の時は、予選でアメリカが失格になっていました。今回は違います。ジャマイカも、アメリカも、カナダも、強い国ばかり、さらにどこの国を見渡してもフルメンバーで、9秒台を並べています。日本人は100メートル、200メートルファイナリストはいません。予選から全力で走っても負けることがあります。そんな日本人選手がリレーならメダルを狙えるというのですから、リレーという種目の奥深さがわかります。
リレーはバトンパスが命です。要するにバトンのスピードが落ちないチームが強いのです。日本チームは徹底して、バトンパスを磨いてきました。バトンパスだけ言うなら、あのボルト選手であっても、バトンをもらう時に、左手をうしろに差し出したままの状態でしばらく走り、そこでバトンをもらいます、一方日本選手は、手を差し出して固定した状態では走らず。両手を全力で振った状態でもらう方の手が後ろにいったところにバトンが来るというやり方です。言うのは簡単ですが、余程のことがないと、10秒を切るスピードで走りながら、それをやってのけるのは至難です。後ろも見ず、手も固定せず、ただバトンが手に渡されることを信じて、前だけを見て、全力で走るのです。余程の信頼がないとできないことです。走者間が詰まってもダメですし、あきすぎると、オーバーゾーンで失格です。かなりの練習を積まないとできるものではありません。

自分たちのできることをこうやって突き詰めると、力以上の力を発揮することができる典型でした。今回のタイムは37秒60でした。北京の時は、38秒15だったと記憶します。しかもアメリカ(後に失格)に先着しての銀メダルで、個人銀メダリストを擁するカナダにも勝ちました。決勝でアメリカに勝ったのは、私が記憶する限りありません。不可能なんてないということを、教えられました。やる前からあきらめるなどあってはならないことだとも思いました。今回のオリンピックの場で日本人100メートル最高タイムは山県選手の10秒05です。それでも準決勝敗退です。37秒60ということは一人9秒40で走った計算です。ボルト選手の世界記録が9秒58ですから、それより速く走っています。ベストを尽くすなどという言葉では言い尽くせないほどの力を発揮していると言っていいでしょう。

このようなチャレンジ精神を、私たちも是非学びたいと思います。

***************************

公式ホームページはこちら
大学院・大学編入受験専門塾 京都コムニタス
入塾説明会情報
ご質問・お問い合わせはこちら

京都コムニタス公式ブログ

自分磨きのための仏教
龍谷ミュージアム

REBT(論理療法)を学びたい方はこちら
日本人生哲学感情心理学会

この記事を書いたプロ

井上博文

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文(株式会社コムニタス)

Share

関連するコラム

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ京都
  3. 京都の出産・子育て・教育
  4. 京都の大学受験・共通テスト(センター試験)
  5. 井上博文
  6. コラム一覧
  7. 男子リレー銀メダル

© My Best Pro