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庄司英尚

現場を大事にする社会保険労務士

庄司英尚(しょうじひでたか) / 社会保険労務士

株式会社アイウェーブ(アイウェーブ社労士事務所 併設)

コラム

WOOPの法則

2019年2月26日 公開 / 2020年11月27日更新

テーマ:人材育成・人材開発・人材教育

コラムカテゴリ:ビジネス

WOOPの法則

12月は、1年の締めくくりということで今年の反省とともに改善点
や目標達成について振り返ることが多くなる時期です。

目標達成するためにはどうすればいいのか?良い方法論は
ないのか悩む人もいると思うので、今回はWOOPの法則をご紹介します。

弊社アイウェーブでも、目標はたてておりますが、なかなか全部
は達成できないという現実があります。毎年、最初だけは気合い
が入るのですが、なかなか思うようにいかないことも一部あります。

今回は目標達成率をあげるための新しい考え方で新年から
スタートダッシュできるよう参考にしていただければと思います。

WOOPという考え方は ガブリエル・エッティンゲン博士という方が考案した、
ポジティブシンキングを見なおした考え方のことで以下の4つの頭文字を
取った造語だそうです。

1.願望(Wish)
自分の成し遂げたい目標を考えて書き出します。
例 企業の経常利益10パーセントアップ

2.成果(Outcome)
例 1のWishで定めた目標を達成した際に訪れる結果を鮮明に
想像しましょう。

例 人が多めに雇えるようになり、設備投資の費用を
2倍使える。

3.障害(Obstacle)
イメージした成果を達成することができなくなるよう
な、障害になるものをできるだけ詳細に考えます。

例 天災の発生、外部環境の変化 法律の変更、競合企業の新サービスの出現


4.計画(Plan)
3で想定した障害が発生したときにどのような 対処法を取るかを
考えます。

例 事業を縮小し、派遣社員やパートの人員を調整する


WOOPの考え方の元になる部分は、すべてポジティブに考えようとす
ることに対して疑問視している点です。ポジティブシンキングで「まあいいか」と
いう感じで済ませる人には目標達成は難しいのではないかと思うことです。

ネガティブシンキングも必要で、ポジティブだけではうまくいかない
し、それこそ深く考えない習慣となって脳が馬鹿になってしまうのかも
しれません。これからの時代は、大きな地震がおきたら仕方ないとかうち
がダメなら他の同業他社もダメだから大丈夫とか、ダメなら努力すればいいなどと
抽象的なことを言っていても、なんとかなるわけではないですからね。

いろいろな障害はあって当たり前、さらにその障害が重なってきたら
どうするか対策を緻密にたてておけば、いざというときにも強いし
企業も組織の骨組みも強くなっていくのだと思います。

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庄司英尚

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庄司英尚(株式会社アイウェーブ(アイウェーブ社労士事務所 併設))

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