勤怠不良の従業員の扱いはどうする?
新入社員の親が入社式に参加するという会社があるということは、、こちらの
コラムでも取り上げましたが、今回は、なんと、離職予防のために、社長が
新入社員の家庭訪問をする会社があるとのことでちょっとユニークだったので
ご紹介もかねて解説いたします。
時事通信より
辞めないで新入社員=離職防止あの手この手―社長が家庭訪問、交換日記も
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201505/2015050200176
名古屋市の自動車販売業「エアスト」の社長は、毎年新入社員の家庭訪問
をして、本人と家族に事業内容や経営方針を自ら説明するとのことです。
狙いとしては、会社との距離感を縮めること。さらに入社式では一人ひとり文面の違う
直筆の手紙を送り、社員の誕生日には必ず電話を入れる徹底ぶりだそうでここまで
やったらちょっとすごいです。
家庭訪問って「学校の担任の先生じゃないんだから」と思った方もいるかも
しれませんが、自らの経験から行っているものです。
ほかの皆さんがどう思うかは別としてともかく徹底的にやるということは、失敗から学んだ大きな
財産だと思いますし、なんとなく私はその気持ちがわかります。
また同じ記事の中で、社長と新入社員が交換日記をやっている事例がありましたが、
これもなかなかできることではありません。
交換日記という響きが、どこか昭和の青春時代を思い出させますが、文字にいろいろな
思いを込めて書く機会は、今となってはとても貴重です。
交換日記とはいかないまでも簡易なものとして日報の中身を濃くして、社長が
毎回熱いコメントをたっぷり書くというのもいいのではないでしょうか。
そしてとにかく質問、素朴な疑問、相談をたっぷり書いてもらうとよいでしょう。
言葉にして話すより書いたほうがいいこともありそうですし、ゆっくり整理して
文章を書くというのまとめて書く能力も養われるのでいいです。
とにかくまじめに取り組むことで、意外な一面がみえてきたり
社長の人柄もよく伝わり、心の距離を縮めることができます。
さて大手企業の中にはブラザー・シスター制度というユニークな制度を取り入れて
いるところがあるが、離職予防の役割もはたしているといえます。
基本的には人材育成のためでありますが、このような制度の
プラスの影響はとても大きく、導入している企業の代表的事例として
よく取り上げられるアサヒビールの場合、年間の退職率は1%もないと
いう話を聞いたことがあります。
参考 ブラザー・シスター制度は、アサヒビール、三井住友海上火災保険、ホーチキなどが導入
http://mbp-japan.com/tokyo/iwave/column/2610/
今回の事例にこだわることなく、従業員の離職予防のためにはどんなことがいいのか?
逆の立場になって考えてみることが大切です。 過去の経験から真剣に考えてみると
いいアイデアがでてくるのかもしれません。
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