グループ会社間の転籍の際の条件 退職金はどうする?
リコーは、出向訴訟で無効とする判決を受けているので
このたび出向を撤回したということですが、事実上の敗北宣言で、今後
似たようなことをしている企業にも警鐘を鳴らすことになtったと
いえます。
前回の判決で
リストラについては、その合理性を否定している
わけではないのですが、そのやり方に問題があったわけです。
いずれにしても、リコー側には厳しい判決となりましたが
リストラしなければならない程度の経営環境の悪化があったことは
確かであるので、他の企業もこのような判決を参考にしながらも
怯えることなく戦略的に行っていかなければならないということは
理解していただきたいと思います。
まあ追い出し部屋は、ブラック企業と呼ばれてしまう可能性も
ありますし、とにかく情報はネットを通じてすぐに拡散してしまうので
そのあたりも経営者側は、注意しないといけません。
朝日新聞社より
社員を不本意な部署などに異動させ退職を促す「追い出し部屋」の問題で、コピー機大手のリコー(東京)は、希望退職に応じなかった約100人に対する出向・配転命令を取り消す方針を固めた。複数の関係者が明らかにした。デスクワーク主体の仕事から、肉体労働の必要な仕事などに異動させた全員を今秋にも元の職場などに戻す。
リコーの命令には「人事権の乱用」で無効とする判決が出ており、批判の高まりで撤回に追い込まれた。
リコーは2011年、国内外で1万人を減らすリストラ計画を発表し、1600人を目標に希望退職を募った。実際はリストラ対象者を選んだうえで退職をすすめたが、応じなかった40~50歳代の152人を、技術・開発職などデスクワーク中心から、コピー機の解体といった肉体労働を伴う職場などに異動させた。
本日は、ヤフーニュースでもリンクされ大いに話題になっているリコー出向訴訟についてです。研究職の2人が子会社出向命令で精神的被害を受けたとしてリコーを提訴したという話です。東京地裁では、人事権の乱用として出向命令は無効としたのでこれは今後も大きな問題となりそうです。判決では、「出向命令は(経営上必要な)固定費削減が目的とは言い難く、原告の自主退職を期待して行われた。人選の合理性も認められない」と指摘...
リコー出向訴訟「人事権乱用」で無効 男性社員2人勝訴
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