介護休暇を取得した日の賃金は、無給or有給?
厚生労働省は10月12日に、母子家庭の母の就業支援に積極的に取り組んでいる企業などを表彰する事業(はたらく母子家庭応援企業表彰)の公募を始めました。
対象は「母子家庭の母を相当数雇用し、又は母子寡婦団体等に相当額 の事業の発注を行っている」企業などとなっています。
この事業は、昨年もやっていたのですが、あまり知られていないようです。母子家庭の従業員が多いところは自薦他薦問わないとのことなのでぜひ応募してみるとよいと思います。
昨年の表彰企業を見てみるとやはり、医療福祉関係やサービス業などが多いようです。
母子家庭対策は、4つの柱がありますが、なかでも私が現場をまわっていて思うのは、やはり就職支援の部分がもっとも重要ではないかと思っています。このような機会を利用できればPRになることは間違いありません。何より国よりお墨付きの表彰を受けれるとすれば、いい人材を採用できる可能性も高まります。
そうはいっても母子家庭の従業員が多いだけではなく、やはり継続的に働けるような労働環境があり、実際にみんな継続して働いているということが大事なのはいうまでもありません。
さて、肝心の表彰の対象は、次のとおりとなっており、以下の項目のいずれにも当てはまる企業等を対象に、雇用均等・児童家庭局長が表彰します。
(1)母子家庭の母の就業促進について理解があること。
(2)母子家庭の母が継続的に就業可能となっているなど職場環境が良好であること。
(3)母子家庭の母を相当数雇用し、又は母子寡婦団体等に相当額の事業の発注を行っていること。
(4)重大悪質な法令違反がないこと。
(5)過去に本表彰制度に基づく表彰を受賞していないこと。
まだまだ我が国の母子家庭対策は、遅れていると思いますが、まずはこのような表彰事業をやっているということだけでも皆さんに知ってもらえればと思います。
詳細は、厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r985200000069zi.html