勤怠不良の従業員の扱いはどうする?
中小企業やベンチャーのナンバー2が自己都合で退職するということは、大変危険な状態です。ナンバー2が役員になっている場合もあれば、従業員である場合もありますが、いずれにしてもナンバー2の人が辞めるなどとなれば、取引先をはじめとして周囲への影響がものすごく大きすぎます。
新入社員などは、入ってすぐそんな状態になったら、この会社何かあるのかもということで不安になってしまいます。
経営者もいろいろなタイプに分かれるのですが、「辞めていくやつは仕方ない。そこで何を言っても変わらないから次のリーダーを採用すればいいだけだ」などと安易に、社員たちに話す経営者は、かなりまずいということです。本音なのか強がりなのかはわかりませんが、前向きな楽天的な性格だからいちいち気にしていられないという経営者の性格はそれでいいのですが、発言にはとにかく注意しないといけないのです。
ナンバー2が辞めるということは、その理由があるわけで、それは経営者にうんざりしているというケースも多いわけです。そのあたりを振り返ることもなく、じっくり話し合うこともなく、そのまま別れてしまうので、何度も同じことを繰り返してしまうわけです。
学習しない組織には、成長はありません。もちろんベンチャー企業は、そんなことは当たり前という意見もよくわかりますが、一度立ち止まって振り返ってみることも大切です。
ナンバー2がバランスをとることで20人ぐらいの中小企業は、うまくまわっているケースも多いので、そのナンバー2が自己都合で退職していくということは、いろいろな問題があるということで、謙虚にその事実を受け止めて改善できるところは、社長の考え方や行動なども含めて見直さなければいけません。
でもなかなかそういうことができないから、私たちのような人事コンサルタントが必要なのだと思います。